私の子どもだったら

主は、あわれみ深く、情け深い。怒るのにおそく、恵み豊かである。」詩篇103:8

口唇裂で生まれてきたある少女について、読んだことがあります。小学校に上がると、変形した鼻や割れた唇、歪んだ歯や不明瞭な発音をからかわれ、ひどくいじめられました。やがて彼女は、自分は誰にも好かれていないと思うようになりました。
二年生になると、子どもたちに大変人気のあるレナード先生が担任になりました。彼女は、ユーモアと愛情に溢れた明るい女性でした。この先生は、ある簡単なテストをして、子どもたちの聴力検査をしていました。生徒を教室の端に立たせると、反対側から小声で質問します。「あなたの靴は何色ですか。」または「ワンピースを持っていますか。」すると子どもが答えます。メアリーの番が来ました。彼女は、先生の声に聞き耳を立てます。すると、こう聞こえました。
「メアリーが私の子どもだったらうれしいのに。」
この一言が、メアリーの人生を決定的に変えました。自分の外見に関係なく、大好きな先生が自分を愛してくれている、と気づいたからです。
もし、あなたが「自分は価値のない人間だ」とか「自分などいてもいなくても同じだ」などと感じていたとしても、神は憐れみ深くあなたを受け入れ、心から愛しておられます(詩篇103:1-8)。そのような神の愛を知っていますか。(David Roper)

神の写真立てには、あなたの写真が入っている。