私たちの内の4次元
〜「家系は癌が多いから、私もきっと癌になる」???〜
私の子供たちは、今ではもう立派なおじさんになっていますが、彼らが小さい頃ドラえもんが好きでよく見ていました。ドラえもんはポケットから「どこでもドア」を取り出して、家の中から原っぱまで瞬間移動することができ、また机の引き出しからタイムスリップして過去の世界に行ったり、未来に行ったりすることができました。この様なことによって彼らの夢が掻き立てられて、面白く感じられたものと思います。
私たちは、立体の世界、つまり3次元の世界の存在です。しかし、時間を超え、空間を越えて瞬間移動するのは、4次元の世界の出来事なのです。
更に次元の違いには圧倒的な力の違いが生じます。「君との僕とは次元が違う」なんてうそぶくのはその所為だと思います。尤も私たち自身の間には次元の違いなんてありえませんので、一つの譬えではありますが。
つまり、時間と空間を超越する4次元の力は、私たち3次元の世界でいとも簡単に奇蹟を行うことが可能です。そして、4次元は3次元を支配する力があります。つまり、3次元の出来事は4次元によってコントロールされるのです。
そして、創造主なる神様は人間だけ特別な存在として4次元を与えられました。そのような偉大な4次元の力を3次元の存在の私たちは持っているのです。それを使うと3次元の現実をコントロールできるのです。
さて、そのような偉大な力の4次元は私たちのどこにあるのでしょうか?・・・それは私たちの想像や考えの世界です。私たちの想像は過去から未来、またまだ見ぬ外国へと瞬間移動できます。な~んだ想像の世界の話かとがっかりしないでください。この想像力を使うと良くも悪くも現実を支配することができるのです。
例えば、スポーツ選手がよく使うイメージトレーニングは自分が成功した姿を先にイメージに焼き付けるのです。なぜそのようなことをするかと言えば、それが現実化するからです。もし、現実に何も影響を与えないのでしたら、みなとっくに止めていることでしょう。
昔は野球を始めスポーツ選手にはスランプの時期がよくありましたが、しかし、今は「あの選手はいまスランプに入っています。」などとはあまり聞かなくなりました。たぶん、現在はイメージトレーニングによって、比較的早くそれから脱出できるようになったのだと思います。
スポーツに限らず一般的にも「積極思考、プラス思考」とよく言われるようになりました。それは物事を否定的に考えず、積極的、肯定的、生産的、建設的等前向きに考える時に、確実に成功の確率が上がるからです。
しかし、一方「それは無理だ。できるはずがない。不可能だ」等否定的な考えを持つと折角ある成功のチャンスをつぶしてしまいます。そのような考えに陥りやすい人はどれだけ能力があっても、それを活用することはできません。
また、「私はだめだ。私は弱い。病弱だ」と考えることも自分を駄目にしてしまいます。例えば、「私の家系は癌になる人が多いから、私もきっと癌になる。」なんて言うのを聞いたことがありますが、その場合は自分で癌を呼び込んでいるようなものなのです。
世の中のスポーツ選手、経済界や研究者等の成功者のあかしを聞くと、何気なく成功を願った人より、強く夢を持ち挑戦した人が多いことに気づきます。
私は別に金持ちになりたいとか有名になりたいとかは思いませんが、人の役に立つ者になるように、幾つになっても夢を持ち続け、挑戦し続ける者でありたいと思います。
幻のない民は滅びる。箴言29:18
(夢を持ち前向きに生きていない民はやがて滅びて行く。)
心に喜びがあれば顔色を良くする。心に憂いがあれば気はふさぐ。箴言15:13
心の思いや考えが否定的にならずに、いつも前向きに考えて行動しましょう。
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