久しぶりのインフルエンザ
〜「いつも見まもってくれてありがとうございます」〜
先日のどが痛くて、熱っぽかったので風邪ひいたかなと、永年ほとんど使ったことのなかった体温計を引っ張り出して熱を測ってみました。すると、38.1度を示していました。こんな熱が出るなんて珍しいことだなと思って、無理をしないで横になっていました。
しかし、昼過ぎても熱が下がった様子がありません。再び体温を測ると38.5度に上がっていました。単なる風邪だったらこのままほったらかして良くなるのを待つのですが、もしインフルエンザだったら明日からの子供たちの登校指導を控えないといけないので、近所の病院に調べていただきに行ってみました。
近頃インフルエンザの方が増えているらしく、待合室ではなく個室に通され、そこで診察を待ちました。しばらくして、若いお医者さんが入ってこられて、「インフルエンザかどうか確認しますね。」と言われて、長い綿棒を鼻に押し入れて、1から5まで数えて抜き出して持って行かれました。
しばらくして、先生が入ってこられて「やはりインフルエンザですね。今小学校で流行ってるんですよ。お子さんがおられますか?」と聞かれました。私が「小学生の子供はいないのですが、毎朝登校安全指導で子供たちに接しています。」と言うと、「ああ、それですね。」とのこと。
この何十年インフルエンザに罹ったことはなく、予防接種を受けたことがなかったので、人ごとのように思っていましたが、いざ自分がなってみると頭が痛く、体全体が熱っぽいのを体験し、ずいぶん前に罹った時のことが思い出されました。
その夜は熱が39度まで上がりました。次の日もその次の日も朝方は37度台に下がるのですが、昼を過ぎると38度台を回復?しました。頭がボアンとし、本を読む気力もなく、ただ横になってひたすら熱が引くのを待ちました。
結局、平熱に返るのに4日罹りました。年とると体力が戻るのに時間がかかるんだなとつくづく思わされました。
従来は風邪をひいても気力で何とか押してそのうちによくなるという経験をしておりましたが、インフルエンザは人にうつしたらいけないとの思いで、じっと布団に寝込んでしまったので、気分が滅入ってかえって回復を遅くしてしまったのかなとも思いました。
子供たちは私が朝街頭に立っていないので、心配して学校帰りに寄ってくれて、妻から「おじちゃんはインフルエンザなの」と教えてもらった子も幾人もいたようです。
先日久しぶりに街頭に立つと、私がインフルエンザだったと知ってた子は「おじちゃん、もう大丈夫」「おじちゃん、きつかった?」と慰めてくれます。それを知らなかった子は「おじちゃん、どこ行ってたのよ」と聞いたり、「もうすぐ、終業式だからもう来ないのかと思ってた」とか話しかけてきたりしました。
再び、朝街頭に立って子供たちの名前を呼びながら挨拶できるようになって、幸せをかみしめています。そして、今日子供たちが学校帰りに沢山の色鉛筆を使って書いたきれいな色紙を持ってきてくれました。
それには【佐多さんへ、いつも私たちを見まもってくれてありがとうございます。これからもよろしくおねがいします。それから、早くインフルエンザをなおして、また元気よく声をかけてください。】と2年Y.Iさん。
【佐多さんへ、ありがとう。/いつも僕らを安全に守ってくれた佐多さんありがとうございます。】2年J.I君
毎朝、街頭に立って子供たちに接すると、インフルエンザを貰うことがありますが、純粋な子供たちから新たな元気を毎日もらえて、幸せを満喫できています。子供たち、いろいろありがとう。
イエスにさわっていただこうとして、人々がその幼子たちを、みもとに連れて来た。ところが、弟子たちがそれを見てしかった。しかしイエスは、幼子たちを呼び寄せて、こう言われた。「子どもたちをわたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。」ルカ18:15~16
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