変えられた人生
〜大の勉強嫌いが……〜
私は小さいころから勉強が大嫌いでした。特に本を読むことが嫌いで、国語の試験で出る長文でさえも読みたくないと思うほどでした。したがって、私が子供の頃に読んだ本など、絵本を加えても数えるほどです。
しかし、私の時代は良い時代で、夏休み、冬休み以外は宿題が出ることはありませんでした。それで学校の授業が終わると毎日友達と日が暮れるまで遊びまわっていました。
中学生になっても、田舎ということもあったのでしょうが、宿題はほとんどなく、もちろん塾などもありませんでした。ただ、中間と期末に試験があって、それだけが憂鬱でした。試験の直前は「よし、こんどは頑張ろう」と思っても、勉強慣れしていなかったので、試験勉強も長続きしませんでした。
試験の時は、大概最初の数科目終わったところで、今回はだめでも次回に頑張ろうと気持ちを切り替えて、後の試験は適当に流すのが常でした。それでも、成績はそれほど悪くなかったのは、みんながそうだったのだと思います。
高校では暗記が不得意で本読むのが嫌いだったので理系を選択しました。そして、大学受験では理系の学部を受験しましたが失敗し、友達からもらった願書を出して、受験の練習のつもりで受けた文系の大学に入学することになりました。
大学で唯一楽しく勉強できたのは1年次に受けた生物の授業だけで、あとは当然ながら興味のない授業が続き、かろうじて卒業できる程度の成績でした。
勉強嫌いで、文章を読むのが嫌いだった私が社会人になって教会に行き、神様を信じてから180度人生が変わりました。まず、聖書を読むのが楽しくて、常に後ろポケットにミニ聖書を入れておいて、バスに乗って吊革につかまっていてもなんとか聖書を読もうとしました。また、車を運転しているときも、聖書を横に置いていて信号で止まるたびに読みました。
それから三浦綾子さんの小説を読むようになり、彼女の本を次から次に買ってきて読み続けました。そうするうちに他の著者の本も読むようになり、いつの間にか牧師室はたくさんの本で囲まれてしまいました。本読み嫌いの私が自分でも信じられないぐらいに変わりました。
今日(5/15)は教会歴でペンテコステ(聖霊降臨)で、イエス様が十字架で死なれ、復活し天に昇られ、救い主を信じる者に聖霊を注がれた日です。注がれた人は新しい命が与えられ、新しい性質が与えられます。
聖書では信じて聖霊を注がれた者に次のような性質が現れるというのです。
「御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。」ガラテヤ5:22~23a
わたし自身にこのような素晴らしい性質が現れたというわけではありませんが、私自身の生き方考え方、また性質が神様を信じてから大きく変えられたのは事実です。
だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。これらのことはすべて、神から出ているのです。Ⅱコリント5:17~18a
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