小学校運動会
~愛らしい1年生、勇ましい上級生~
以前秋の恒例行事になっていた運動会が春に行われるようになって、4~5年が経ちすっかり春の運動会が定着してきたように感じます。子供たちにとっても暑い夏の炎天下での練習が避けられて、みな元気よく本番に臨めているように見受けられました。
ただ、今の時期は梅雨入りとの関係で、雨の心配が常にあり先生方にとっては毎年心労等が大変だろうと思われます。全国的には春の運動会が普及してきたようですが、鹿児島の学校はまだ大半が秋の運動会なので、その先駆的な決断に感謝しております。
さて、今年の運動会は予定された日曜日が雨で中止になり、翌日の月曜日に行われることになりました。私は日曜日には礼拝があるので、例年は昼から応援に出掛けておりましたが、今年は平日ということもあって、久しぶりにほぼ最初から最後まで通して見ることができました。
運動会前には応援団の子供たちが早めに学校に行き猛練習をしている様で、勇んで出かけている姿が見受けられました。その子たちを始め、子供たちに自分たちの運動会に来て欲しいと誘われていたので、当日は朝から本部席に陣取って彼らの活躍を拝見させていただきました。
1 年生はまだまだ小さくて走る姿もぎこちなく、かえってそれが愛らしく感じられました。しかし、上級生になると体も大きくなって、男の子も女の子も勢いよく 前を駆け抜けて行きます。お隣で観戦しておられたNさんと、「子供たちは4~5年であんなにも大きくなるんですね。ああなったら私たちが競争しても勝てそ うにないですね。」と話しました。
1、2年生が頭に宇宙人みたいな耳の付いた輪っかをかぶって踊る姿はとってもかわいらしく、みんなが思わず見とれてしまいました。3、4年生は「そいや、そいや」と威勢よく掛け声をかけながら、力強く踊っていました。また、上級生は青と黄色の2色の旗を巧みに操り、全員の調和がとれて楽しく拝見できました。
圧巻は6年生親子による飴食い競争です。私が小さいころは運動会の定番みたいになっていて、毎回楽しみにしていましたが、近頃はとんと見掛けなくなりました。それが久しぶりに復活したので、楽しませていただきました。
つい先日、他地域では飴食い競争は、水を張った洗面器にいろいろな人が顔をつけるので 衛生上問題ありということで、スプレーで水をかけることになり、また小麦粉を使うと小麦アレレギーの子供がいたら大変なので、メリケン粉等他の物で代用で きないかと話し合われた、と聞いていたばかりだったので、もう見られないかと思っていましたが、行われたので驚きました。
こ の小学校の運動会での飴食い競争では水を張った洗面器はなく、またアレルギーの子は頭に鉢巻をしていて、手で取ってもOKと先にアナウンスされていまし た。それにしても水を使っていなくても皆の顔が真っ白になっていたので、小麦粉だけでなく何か他の物を入れていたのかもしれません。
花 形の応援合戦の前には、本部席の人々に用紙が配られ、赤・白どちらの応援がよかったかを評価するようにお願いされました。どちらも一生懸命練習をし、たく さん覚えて本番に臨んできたのが感じられたので、甲乙つけがたかったのですが、演技がより揃っていたほうに、○をして提出しました。
最後の得点発表で白組優勝と言った瞬間、白組の子供たちは飛び上がって喜びを表し、赤組の人は落胆して悔しがりました。数日したら忘れてしまうこの結果に一喜一憂する子供たちに真の純粋さを見る思いがました。
そ のとき、弟子たちがイエスのところに来て言った。「それでは、天の御国では、だれが一番偉いのでしょうか。」そこで、イエスは小さい子どもを呼び寄せ、彼 らの真中に立たせて、言われた。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、はいれ ません。だから、この子どものように、自分を低くする者が、天の御国で一番偉い人です。マタイ18:1~4
No Response to “小学校運動会”