1周年記念式
~お風呂嫌いだったでしょう~
母の召天1周年記念式を皆様のご協力により無事恵みの内に終えることができました。教会員Oさんのご主人のご厚意により、立派な胡蝶蘭が贈られ、さらに私の弟の子供たちから豪華な生け花が届けられて、当日は講壇が美しく豪華に飾られました。
私どもの子供たちも、千葉の旭市から長男家族が、茨城の水戸市から次男が、そして神奈川の横浜から3男が、それぞれ式に合わせて前日に鹿児島入りし、皆が遠方から駆けつけてくれました。
記念式が召天者記念礼拝に続いて行われたので、教会員を始め、私の子供たち家族や、弟夫婦、それに母がお世話になった施設の方までが記念礼拝から出席してくださり、久しぶりに多くの出席者による礼拝が持たれました。
記念式は賛美・聖書朗読に続いて、教会を代表してKさんが母の教会での様子について語ってくれました。母は認知症を患っていたので、教会員の皆さんには多大なご迷惑をかけたのですが、皆さんには牧師の母として優しく愛情をもって接してくださいました。
母は教会員の皆さんの優しさに触れているうちに表情も和らいできて、穏やかな笑顔で接するように変えられていきました。心から感謝しております。
次に施設の方が、施設での当時の母の様子を語って下さいました。こちらに来た当初、母は看板等目に入るもので文字が書かれているものは何でも大声で読み上げる習慣がありました。
母は施設の送迎バスの中でもそれをやっていた様子で、帰りに教会に着いたら、壁の看板を見て、「鹿児島リバイバルチャーチ さたようめい」と毎回大声で読んでいたそうです。佐多洋明(ひろあき)と自分がつけた息子の名前にもかかわらず。
また、母はお風呂に入るのを身体が疲れると言って嫌っておりました。しかし、施設ではいつまでも湯船に浸かっていて、なかなかお風呂からなかなか出ようとしなかったと聞いてびっくりしました。余程居心地が良かったのでしょう。
施設の方々からも母は大切に愛情をもって接していただけましたので、母は素晴らしい晩年を過ごせたと心から喜んでおります。本当に、ありがとうございました。
最後に、私の弟が佐多家を代表して、教会員の方々に、また施設の方々、さらに私の妻や息子の労に対して感謝を述べると共に、母と屋久島で生活していた時の思い出を語ってくれました。
田舎暮らしで新鮮な卵が手に入らなかったのか、母はどこに引っ越しても必ず鶏を飼っていました。彼からはそれらの鶏がとても母になついていて、母が外出するたびに母を追っかけてくるので、毎回広い庭の出口のところまで行くと、「シッシッ」と追い返して急いで逃げるように出かけていたことが話されましたが、
この出来事は弟のみならず、私にとっても忘れ難い印象深い思い出となって残っております。弟は先日同窓会で屋久島に行った折、私たちが暮らしていた家を見に行く機会があった様で、その当時の情景が懐かしく思い出されたのでそれを披露されたのでしょう。
記念式後に会場を移して、感謝とお礼のお食事の時を持たせていただき、皆さんとたのしく歓談の時を持たせていただきました。お忙しい中お越しいただけた皆さんに心から感謝いたしております。
そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。・・・何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心からしなさい。あなたがたは、主から報いとして、御国を相続させていただくことを知っています。あなたがたは主キリストに仕えているのです。コロサイ3:14,23~24
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