恵みに感謝

公開済み 1月 29, 2017 by 管理人 in アドナイ・エレ

~勝利的生活の秘訣~

先週、中学生達の「世界の食糧事情と飢餓」の学びに関する反応をホームページに載せさせていただきました。子供たちの中で多かった反応の一つが、自分たちがいかに恵まれた生活をさせて貰っているかというものでした。

子供たちに限らず、私たちもともすると自分の戴いている恵みに気付かず、感謝もせずに生活していることが多いように思います。

私たちの小さいころは、洗濯機や冷蔵庫、炊飯器やガスレンジはおろか、テレビ・パソコン・携帯電話などや、さらにエアコンどころかストーブ・扇風機さえもなく、いま私たちの周りに当たり前のようにある数々の物がない生活を強いられていました。

これを聞くと今の子供たちは、これらの物が何にもなくてどうして生活していたのと不思議に思うかもしれませんが、世界にはいまだにこのようなものがなくて生活している人たちがたくさんおられる事も知って頂きたいのです。

私の母は、洗濯機や炊飯器等が使えるようになると、自分の母や昔の人に申し訳ない気がする。これらの物があればもっと楽をさせてあげられたのにとよく話していました。昔の人(私の母も長くそうでしたが)の朝早く起きて冷たい土間に立ち、かまどに羽釜をかけ長時間に渡ってご飯を炊き、朝食が終わると、共同井戸に行き食器洗いや洗濯をするという生活からすると、今は嘘のような快適な生活に変わったからでしょう。

ここで、大切なことは私たちが今の恵みにどれほど目を向け、感謝しているかということです。ともすると、恵みを忘れて足りないことばかりに目を向けて不平不満で生活してしまうということはないでしょうか。

同じ環境でも、感謝しながら生きる人と、不平不満いっぱいに生きる人がいます。感謝できる人は肯定的で、明るい方を見て生活するので、必ず喜びの人生を歩むことになります。しかし、一方不平不満の多い人は否定的で暗い方を向いて生活するので、批判・裁き・憎しみによって、恵みの少ない人生を送ることになると思います。

感謝することは、私たちの心のスイッチを否定的から肯定的、暗い生活から前向きな明るい生活へと切り替える作用があると思われます。一つ一つの恵みに目をとめて感謝することから始めてみてはいかがでしょうか。

聖書ははっきり語っております。良いことも、あるいはあまり好ましくないような出来事が起こったとしても、まず感謝することから始めなさいと、・・そうすると結果が変わってくることを体験できると思います。

いつも喜んでいなさい。 絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。Ⅰコリント5:16~18

ただ、否定的な出来事をそのまま受け入れるだけでなく、感謝すると同時に、あなた方の願い事を神に申し上げなさいとも教えています。

何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。ピリピ4:6~7

大体、人が思い煩うときは、不安や恐れ悩みで感謝できるような状況ではありませんが、あえて感謝し、沈んだ思いや不平不満の心のままではなく、前向きな思考の中で、どのようにして欲しいか願い、そして、問題を自分で抱え込まないで、神に委ねましょう。そうすれば、神が主体的にかかわってくださり、最善をなして下さいます。

主の約束を信じて、どのような状況下でもまず感謝する生活を始めて見ましょう。

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