素敵な教会堂
~あの感動を忘れない~
私たちは8つの親しい教会間で月に1度、それぞれの教会を会場にリバイバル祈祷会を行っています。3月は私たちの教会が会場で、牧師先生方と信徒リーダーとで約20名が鹿児島県と熊本県の一部から集ってこられました。
賛美と礼拝の後に、それぞれの教会のため、日本のための執り成しの祈りが続き、約2時間弱で集会が終わります。その後、食事と楽しい交わりの時を持つのですが、この時間もリフレッシュされる素晴らしい時となっています。
先日の交わりの中で、アメリカから来られ、今回初めて私どもの教会を訪れられた宣教師のご夫妻が、きれいな教会ですねと褒めてくださいました。
私どもの教会は昨年外壁と屋根を塗装し直したばかりなので、外壁の白さとエンジ色の屋根が光に照らされて輝き、新築したばかりのように見えます。一方、教会堂の中は22年前の建築当時のままですが、会堂建設してくださった方が、心を込めて丁寧に作って下さったのと、教会員が大切に使ってくださっているので、未だに新築のようにきれいです。
それで、これまで当然のように使っていた会堂に改めて感謝すると共に、この会堂が建つ以前の8年間の開拓時代を思い出しました。当然教会堂はなく、古い畳敷きの公民館を借りて礼拝をしたり、民家の一部を会堂として使ったりして、毎回畳に座っての礼拝を続けていました。
開拓を始める前は、会堂があって当たり前と思って、特に感謝することもなく礼拝に集っていたのですが、開拓に出た時から、会堂があることが当たり前じゃないんだとつくづく思わされました。
公民館を使わせていただいていた時は、朝早く行って木の雨戸を開け、畳等の拭き掃除をし、礼拝で使用する様々な備品を運び入れて、それから礼拝を行いました。終わるとまた掃除して戸締りをして備品をもって帰りました。
その後、2階建ての民家を借り、1階を礼拝堂に、2階を私たちの住まいとして使いました。備品を運ぶ手間はなくなりましたが、狭い玄関に机を置いて受付にしましたので、初めての方はなかなか入りづらかっただろうと思います。
その後、現在の教会堂が建った時は嬉しくて、嬉しくて日に何度も会堂に行き、大声で神様に感謝の祈りを捧げました。また、以前は他所の教会の牧師室を見て、このような牧師室があると良い説教が作れるだろうと冗談めかして言っていたのですが、今度は立派な牧師室兼応接室が与えられて、しっかり祈りとメッセージ作りに励まないといけないと思わされました。
今でも、会堂があること、牧師室があることを祈りの折に感謝はしておりましたが、最初の感動は薄れて使っておりました。それが、今回教会堂を褒めていただけたことによって、原点に帰らされました。会堂があること牧師室があることの恵みを喜び、今日からは新たな気持ちで感謝しつつ大切に使わせていただきたいと思います。
神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。Ⅱコリ 9:8
まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、【主】の家に住まいましょう。詩 23:6
神よ。私たちは、あなたの宮の中で、あなたの恵みを思い巡らしました。詩 48:9
あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。Ⅱコリ 8:9
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