孫たちの帰省
〜それ僕じゃないよ~
作:佐多多視子
主人が先週孫たちのことを書いていたので、私も書かせてもらう事にしました。小っちゃかった孫たちもだんだん大きくなってきて、食欲もそれに比例して凄く食べるようになりました。彼らが来る前には、普段ほとんど行くことのないデパ地下に行って彼らの好物の精肉を買ってきます。
長女Mちゃんが「私、お肉の中で鶏肉が一番好き」という事なので、来た時はドリヤを作っています。長男Kくんは黒豚の味噌漬けが好きで、この前はお父さんの倍もたいらげました。
上の二人(長女Mちゃん、長男K君)は、一緒に出掛ける時よくこちらの車に乗ってきます。そして学校のこと・お友達のことなどをいろいろ話してくれます。
その中でこの前、Mちゃんがこういうことを言いました。「私、大人になりたくないのよね。」びっくりして私が「どうして?」と聞くと、「だって私が大人になると、鹿児島のお爺ちゃんもお婆ちゃんも、群馬のお爺ちゃんもお婆ちゃんも死んでしまうでしょ」と優しいことを言いました。そこで私が「大丈夫よ。お爺ちゃんもお婆ちゃんもMちゃんの結婚式にも出たいし、Mちゃんの産んだ赤ちゃんにも会いたいし…まだずっと元気でいるよ。」というとニコッと笑って、安心した様子でした。
長男のK君は小さい時から粘り強い子で、以前お嫁さんが送ってくれたDVDの中に、まだ1歳ぐらいだった彼がビニールの買い物袋をもって部屋中に散らかしたレゴを片付けていたのがありました。それにお嫁さんの音声で、「K君はもう1時間以上コツコツと片付けています。」とのコメントが入っていました。
私から見ても彼の集中力は凄いと思います。先日のテストで「佐多君はまた100点だったのでしょう。」とクラスの半分以上の人から聞かれたという事でしたので、いつも100点を採っているのでしょうね。
お婆ちゃんの私としては、一緒に歩いている時、そっと私の手を握ってくるところが可愛いなあと思います。
もうすぐ4歳になる次男T君はいたずら盛りです。教会員のTさんの週報ボックスにMお姉ちゃんの名前が書いた鉛筆が入っていたり、主人が使う児童通学保護員の手袋の指1本1本に小さいサイコロが入れてあったりと、思わぬいたずらに主人と2人で笑いました。しかし、親はそれどころじゃないだろうと思います。
私にとって以前いたずらは家の3男Kのせいになっていましたが、このごろはそれがT君のせいじゃないかしらと思ってしまうんですと、お嫁さんに言うと、「そうなんですよ。この前レストランに行った時、小さな黒板にチョークでメニューが書いてあったのが消えかかっていたので、またT君がしたんだと思って、お店の人に「すみません」と言ったら、「いいえ、それは前のお客さんがしたんですよ。」と言われましたと話してくれました。
先日久しぶりに会った時も、いきなり走ってきて「お婆ちゃ~ん」と言って膝の上に乗ってきました。彼が何をしても可愛くてたまりません。
その幼子たちを、みもとに連れて来た。ところが、弟子たちがそれを見てしかった。しかしイエスは、幼子たちを呼び寄せて、こう言われた。「子どもたちをわたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。」ルカ18:15~17
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