広大な宇宙
~おじちゃん、見て見て。きれいな雲が出てるよ。~
先日の朝7時前、ほんのりと空が白み始めるころ「おじちゃん、見て見て。きれいな雲が出てるよ。」と一番最初に登校してきた4年生のMちゃんが空を指さして興奮して話しかけてきました。空を見上げると、そこには見たことのない赤や青、それに白い色をした綺麗な雲が、あたかも鶴が羽を広げて大空を舞っているような感じで浮かんでいました。
飛行機雲が白くまっすぐに空を横切っているのは時々見かけますが、こんな雲は初めてです。彼女が「ロケットの雲だよ。」と教えてくれましたが、鹿児島では種子島宇宙センターや内之浦宇宙空間観測所からロケットの打ち上げがなされていますが、こんな雲見たことがありません。
半信半疑で街頭安全指導(緑のおじさん)を続けている内に雲は徐々に薄くなり形が崩れて消えていきました。その後、きれいな雲のことはすっかり忘れていたのですが、テレビで先ほどのきれいな雲の映像がたびたび取り上げられているのを見て、先ほど見上げた珍しい雲のことを再び思い出しました。
テレビの報道から、それは当日(1月18日)の朝6時6分11秒に内之浦のロケット発射場から発射された固体燃料ロケット・イプシロン3号機の発射によってできた雲であることがわかりました。
後で、ロケット雲について調べると、「ロケット雲とは、上空80キロ付近にできる「夜光雲」という珍しい雲の一種で、打ち上げ後にロケットから吹き出した煙が氷の粒になり、朝日が当たって美しい色を織り成すもの」と説明してありました。
このような綺麗な雲はロケット発射時に毎回できるものではなく、上空の気象等の条件が重なってできるものだそうです。Mちゃんが教えてくれなかったら、空を見上げることもなく、珍しい雲の存在に気付かずに過ごしていたことと思います。
私たちの人生においても、ちょっと視点を変えるだけで素晴らしい景色が見えるのに、目先の問題にのみ捉われて、悩んだり、苦しんだり、また苛立ったり、不平不満でいっぱいになって過ごすことが往々にしてあるのではないかと思わされました。
世界は広いです。宇宙は広大です。それに比べれば私たちの抱える問題なんてちっぽけなものです。問題にぶつかったら視点を変えて大空を見上げ、その先に広がる大宇宙を考えましょう。そうすれば自分の問題がいかに小さい問題かを知り、クヨクヨ悩んだり、イライラしたりするのが、ばからしくなることでしょう。
クリスチャンである私たちはこの大宇宙を創られた創造主を思い、その問題を創造主に持っていき祈ります。創造主なる神様は私たちに次のように言われます。
わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、【主】が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」ヨシュア1:9
問題に悩み苦しむ前に、すべてを解決できる全能なる神様に祈りましょう。愛なる神はあなたを必ず助けてくださいます。
私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた【主】から来る。主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。詩篇121:1~3
No Response to “広大な宇宙”