お祖母ちゃんの宝物
~お祖母ちゃん、僕が死んだらどうする?~
著:佐多 多視子 牧師夫人
夏休みを利用して長男家族が来鹿しました。先日お嫁さんのお母さんと話していて、「孫達がだんだん大きくなって来て、何だか遠くなってきたような気がして寂しいわ」と言っておられたので、長女のMちゃんにその事を伝えました。
私が「Mちゃんが6年生になる時、先生から最高学年になるので、お兄ちゃんお姉ちゃんとして下級生のお世話をよくするように・・・とか言われたの?」と聞くと「そんなことはないよ。勉強が面白くなってきたのとパソコンとかもする様になったので、ちょっと忙しくなったの」と言っていました。
昨年までソファーに座っているお祖父ちゃんに弟たちと一緒にまとわりついていたのに、大人しくなって、お祖父ちゃんもちょっと寂しそうです。
さて、彼女も来年は中学生です。先日「お祖母ちゃん、洋服は弟たちとお揃いでなくても良いよ。お母さんともだよ。」と言っていましたが、次の日は弟とお揃いを着ていました。あ・り・が・と。彼女はもうすぐ中学生だと思って、娘さんになろうとしているのでしょうか?
月曜日(8/27)に恐竜王国を見に行く時、主人の車にK君(小4)とT君(5歳)が乗ってきました。これまで長女(小6)のMちゃんが乗ってきていっぱいおしゃべりしていたのに、今回はお父さんの車で静かに勉強していたいということでした。
K君に「お祖母ちゃんはMお姉ちゃんのお友達の名前は何度か聞いたことがあるけど、K君のお友達のこと聞かせて?」と言うと、教会ではM君、D君そしてT君と仲良しということでした。お友達がいっぱいいて、家にもたくさん遊びに来てる様で良かったと思いました。
「また、お友達のこと聞かせてね。お祖母ちゃんK君のこと思っているからね」と言うと嬉しそうにしていました。今度会ったときは3男のT君のお友達のことを聞いてみようと思いました。
また、3男のT君が昼食の時、「お祖母ちゃん、僕が死んだらどうする?」と突然聞いてきました。その時は、彼は死ぬという意味が解っていないのだろうと思いましたが、後でお母さんに聞くとお母さんや牧師婦人にも聞いているようで、いなくなるという事は解っているようでした。
「そうね~、お祖母ちゃん気が狂ってしまうかもしれない」と答えながら、今度は気が狂うという事も解らないだろうなぁと思いました。T君は自分がどれぐらい思われているのか聞きたかったのでしょうと思ったので、答えを変えてみました。「お祖母ちゃんはもうたくさん生きたので、T君が病気になったら目でも内臓でもT君にあげるよ。」と言いました。
大好きで大切だということが伝わったかどうか解りませんが、何時かの時に思い出してくれると良いなと思います。
いま孫が6人ですが、誰かが鹿児島の大学を受験に来るかもしれないので、私達元気でいないとねと、お祖父ちゃんと話しています。
わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。イザヤ43:4a
正しい者の父は大いに楽しみ、知恵のある子を生んだ者はその子を喜ぶ。あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ母を楽しませよ。箴言23:24~25
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