第4次元の力

公開済み 1月 27, 2019 by 管理人 in アドナイ・エレ

~想像は創造の力~

「第四次元」の著者、チョー・ヨンギ氏の話です。彼は小さい頃近所の子供たちと遊んでいるとき、裏山には大きな虎がいるとか、化け物が住んでいるとか言って他の子供たちを怖がらせていたそうです。すると、そのことでチョー氏は「ほら吹き」とか「オオカミ少年」とか言われていじめられるようになってしまいました。

ある日、そのことでいじめられて家に帰ったとき、心配したお父さんが事情を聴きました。そこでチョー氏が事情を話すと、お父さんは「ヨンギ、お前はうそつきなんかじゃない。ただ、人より想像力が豊かなんだよ。これからは良いことを思い描いていきなさい」と、逆に励ましてくれました。

やがて、彼は牧師になり空き地にテントを立てそこで教会を始めました。テントの中にはテーブルとして使うミカン箱がぽつんと一つ置いてあるだけでしたが、彼は現実を見ないで、大きな夢と幻を描いて生きるようになりました。

その結果、彼は70万人が集う世界一の大教会を作り上げました。そして、皆に「大きな夢をもち、それがあたかも実現しているかのように生活しなさい。そうすれば、やがてその夢が現実のものになります。」と教えています。

私もチョー氏が夢と幻によって建て上げたその大教会に幾度か行かせていただきましたが、想像を超えるあまりにも大きな規模の教会に圧倒され、何時までもそれを自分の夢と幻にすることはできませんでした。

しかし、夢と幻をもってそれを実現することは決して適当な作りごとではありません。私たちの想像は創造の力を持つことが分かっています。良い夢と希望を持つ人は良い将来を築き、否定的な思いを持つ人は否定的な未来を創造します。

私達は三次元の物質世界に生きています。しかし、私たちの「思い」だけは三次元に属さないで、時間と空間を超えて働く四次元の存在です。より高次元の存在は、低い次元を自由に支配できます。だから、「君と僕とは次元が違う」なんてうそぶく人がいるのです。

0次元は点で、1次元は直線です。そして、2次元が縦と横の平面で、漫画などの紙等に書かれた世界などがそうです。そして、3次元が縦と横に高さがある私たちの住む立体世界です。3次元の私たちは2次元の平面の上に自由に物を書いたり、消したりできます。

もし2次元に住む生物がいたとしたら(そういうものは存在しないのですが)、私たちはそれらを自由に操ることができます。たとえば、平面に鉛筆1本置いたり取ったりするだけで、2次元では奇跡と映ることでしょう。

そのように3次元の立体世界に対して、それに時間と空間を超えて働く4次元世界は多大な影響力を及ぼすことができます。そして、私たちの想像が4次元の力を持つなら、これを正しく活用することは3次元の世界を超えた素晴らしい業を見ることができるでしょう。

自分はダメだと思えばダメになり、自分は癌になると思えば癌になる。しかし、自分にはできる、必ずできると思えばやがてそれを自分のものとすることができる。それならば、否定的な考えを捨てて、いつも肯定的な考えを持つようにしたいものだと思います。

ヤコブは狡猾なラバンの羊を飼い14年間も仕えてきたので、ぶちとまだらの羊を分けてもらう契約をしました。しかし、ラバンはぶちとまだらの羊を遠方に除けて、ヤコブには白い羊だけを飼わせるようにしました。そこでヤコブはまだらに皮を剥いだ枝を水ぶねに置いて、ぶちとまだらの羊を生むように夢と幻を持ちました。

その皮をはいだ枝を、群れが水を飲みに来る水ため、すなわち水ぶねの中に、群れに差し向かいに置いた。それで群れは水を飲みに来るときに、さかりがついた。こうして、群れは枝の前でさかりがついて、しま毛のもの、ぶち毛のもの、まだら毛のものを産んだ。創世記30:38~39

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