乳癌を体験して Ⅰ
~主の守りの中で~ 佐多多視子
先月乳がんの摘出手術を行いました。そこで、以前義母の介護の様子を書かせて戴いたように、今回も私の体験を書くことによって、思わぬ症状で驚き、怪しみ、戸惑いを持たれる方の不安がわずかでも軽減され、平安の内に過ごしていただけるためのお役に立てたらと願いながら、報告させていただこうと思っています。報告の中に参考にできるものがありましたら、ぜひお試しくださればと思います。
昨年、9月26日に左胸下にしこりがあるのに気づきました。それまでも、何度か胸が張ることがあって触ってみたのですが固いのであばら骨かと思ってやり過ごしていました。意外と解りにくいものです。しかしその時は、厚さがあったので乳癌だと思いました。
でもすぐには主人に言いませんでした。10月26日にサンエール鹿児島で「世界食料デー鹿児島大会」が予定されており、それにどうしても行かなければという思いがあり、それが終わってから主人には報告しようと思っていました。いつも大会では受付をしておりましたが、受付ぐらい誰でもできるのに、なぜか私はそれに行かなければという思いが消えませんでした。それが昨年の11/3の週報「人は何のために生きるか~神様は心を見られる~」で書かせていただいたものです。このように一人一人が気づくか気づかないか(ほとんどこれ)にかかわらず、他の人や物を動かして、私たちを愛し励ましてくださる神様のことを思いました。
ところが、10月はピンクリボン月間で、10月15日のニュースでマンモグラフィを受診しましょうというのがあって、何気なく主人が「きみは大丈夫だよね」と聞いてきたので、嘘を言う訳にもいかず「実は左胸にしこりがあるのよね。でも10月26日が済んでから言おうと思っていたのよね。」というと、驚愕(びっくり)してネットで調べてA病院に受診の申し込みしてくれました。
翌日私がTELして「そちらの病院で乳がん検診ができますか」と尋ねると「いえ、こちらではできません」との返答で、「検診できる病院を教えてください。」というと「S病院が良いですよ」と教えてくれました。その病院にTELすると11月5日しか予約が取れませんということだったので、その日をお願いしました。主人をはじめ周りがたくさん心配してくれました。
私を含めクリスチャンは「神様が自分を創って下さった目的があって、そのご用が終われば召されるものだ」と思って生活しています。私も3人の子供を産み、皆一人前になり、主人の父も母も息を引き取るまで看病介護しましたし、神様に導かれて喜入に会堂も建てられたし、ご用は終わりかな?もし、まだご用があるなら生かしてくださるでしょうと思っておりました。ただ、長男の娘Mちゃんに「あなたが結婚するまで生きてるよ。」と以前言ったことが気になっていました。
神様が備えてくださった医師、看護師、薬剤師、栄養士、その他のスタッフの方々に囲まれて、また生かしていただくことになりました。
次回からはどういう検診を受け、入院の為に身の回りのどんな準備をしてきたか、また入院してからの事、手術の事、その後の退院してからの様子等を順次書いていきたいと思います。
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。伝道者3:11
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