乳癌を体験して Ⅳ
~なにぃ~私が血の気が多い?~ 佐多多視子
12/2に尿検査、心電図、肺機能、胸部CT等の検査が終わり、次の検査に進みます。
《12月5日》
循環器検査;(これだけは他の病院にての検査)
S病院でのレントゲン・心電図のコピーを持って行きました。ここでの検査は負荷をかけて心電図をとります。足元がベルトコンベアーのように動き、少しずつ傾斜がついていきます。走ってはいけません、徒歩です。
私はここで失敗してしまいます。手術に耐えられるかどうかを診るための検査なのに現役のスポーツ選手のように頑張ってしまいました。後で先生が可笑しそうに「何の問題もありません。立派な心臓です」と言われました。
夜、長男から電話があったので「なでしこジャパンみたいに頑張ってしまった。現役時代の根性で頑張ってしまって疲れたわ」と伝えました。それで、次の日に当教会のクリスマスコンサートが喜入公民館であったのに欠席してしまいました。3日間ぐらい気持ちが悪かったです。そんなに頑張らなくて良いのですのでお伝えしておきますね。
《12月9日》
入院説明
入院書類一式とお薬手帳、それに現在治療に使用している薬、健康食品、サプリメントを持って行ってみせます。そして、H看護師が入院に必要なものや血液検査の結果について説明してくださいました。そこで、主人が「抗がん剤治療はいつ頃からになりますか?」と質問すると、「佐多さんの場合はしなくて良いと思います。」とのことでした。私が「この病院の看護師さんは皆さん感じの良い方ばかりですね。」と言って別れました。
S病院の向かい側の別館にて、まず骨密度検査(金属性のものは身に着けない)を受け、次に、乳房MRI検査を受診、仰向け30分(15秒息止め8回)うつぶせ30分(息止め2回)ヘッドホンから音楽が流れてきて、マイクで支持があります。それから、MR-PET検査を受ける。(造影剤あり)糖の所に集まるそうで、7時40分から禁食。※私は断食して行きました。
検査はこれで終わりですが、次は13日の外来診察と続きます。
《12月13日》
これまでの検査結果と今後の治療方針についての話が医師よりありました。これは家族も一緒に説明を受けます。担当してくださったのはS女医さんで、前回のH看護師さんにもまたお会いしました。
MR―PETで調べたところ、腋(リンパ)の所にも癌らしきものが見えます。癌は出来たり消えたりします。もし消えてなかったらステージⅡAになります。消えていたら場合はステージ0ですとのことでした。先生が「研究に使用しても良いですか?」と聞かれましたので、「どうぞ、どうぞ」と答えました。
夜息子に電話して、採血の結果・基準値と私の数値を読み上げました。息子が基準値は知ってるから読み上げないで良いと言ったけど、それでも忘れてるかもしれないからと最後まで読み上げました。親バカです。
コレステロール値が高いので「お母さんは運動が足りなんいだよ。」と言われました。また、血小板の数値が高いのは何故なのと聞くと、「血の気が多いということだよ」と言われました。「なにぃ~私が血の気が多いだとぉ~」やっぱり多いのかな?
“【主】に信頼し、【主】を頼みとする者に祝福があるように。その人は、水のほとりに植わった木のように、流れのほとりに根を伸ばし、暑さが来ても暑さを知らず、葉は茂って、日照りの年にも心配なく、いつまでも実をみのらせる。“エレミヤ17:7~8
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