人生の目標

公開済み 5月 31, 2020 by 管理人 in アドナイ・エレ

~がんばれ!高校3年生~

先日、高校野球の夏の甲子園大会の中止が発表されました。鹿児島では某高校が今春の高校野球選抜大会で創部以来初の出場を勝ち取りました。学校全体が長年目標にして努力を重ねてきた甲子園大会に、ついに出場出来ることになり歓喜している姿が見られ、こちらまで感動致しました。

しかし、選抜大会の中止の報告に、野球部の選手たちは肩を落としつつも、すぐ思いを切り替えて「夏の甲子園出場に向けて頑張ろう」と、それからも一層きつい練習に日々励んでいる様子が紹介されていました。

それが、今回の夏の大会の中止決定です。全く接点のない彼らですが、彼らがどんなに痛み悲しんでいるか想像すると、可哀そうで仕方がありません。

しかし、今年は野球だけに限らず先にインターハイの中止をも決定しており、沢山のそれぞれの部活に励んできた多くの高校生達も目標を失ってがっかりしていることと思います。

彼らの中には、部活でそれまでの努力の成果を発表する機会をなくしたことによって、今まで目標にしてきたものが突然崩れ、今までの努力が水泡に帰してしまうような空しい気持に苛まれる人もいるかもしれません。

しかし、日本では今、人生80年、90年時代に入りました。長い人生の中で、17,18歳と言えばようやく第1コーナーを回ったぐらいのところにいて、今からの努力次第ではいくらでも明るい未来を築くことが可能だと思います。

彼らには今までの苦しい鍛錬の日々を無駄にしないためにも、前向きに人生をとらえ、明るい希望に向かって思いを変えて歩み始めていただきたいと思っています。

人生において、マイナスに思えることも、その後の取り組み次第で、いくらでもプラスに変えることが可能です。一番残念なことはマイナスをただ嘆き、失望落胆を大きくしてすべてを無駄にしてしまうことだと思います。これまでに積み重ねてきたすべての努力は必ずこれからの人生の肥やしになり、ステップアップするエネルギーになると確信します。

そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。ローマ5:3~5 

高校生3年生にとって野球での甲子園出場とか、各運動部や文化部等の全国大会への出場等は今までの人生の大きな目標になっていたと思います。しかし、人生はそれが最終目標ではありません。

彼らはその先に目標とする大学への挑戦や、また将来医者になりたい、弁護士になりたい、警察官になりたい、先生になりたい等々の新たな目標を持って邁進することと思います。

しかし、もちろんその目標でさえも社会人としてのスタート時点に立っただけであって、人生はまだまだその先があります。目先の勝利や失敗で一喜一憂するのではなく、人生全体を見据えたうえでの、日々の努力が必要であると思います。

残念ながら、今回の新型コロナ禍では日本だけでも1万人以上の方々が解雇や雇止めによって働き口を失っておられます。人生には幾多の苦難が待ち受けています。高校3年生にとっては今回の挫折経験がより強い太い幹へと成長させてくれたことに気付く時が来ると思います。

たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。・・・まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、【主】の家に住まいましょう。詩篇23:4,6

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