「乳癌を体験して・・・エール(励まし)を送る編」 Ⅱ

公開済み 8月 16, 2020 by 管理人 in アドナイ・エレ

看護師さんへのエール                    佐多多視子

こちらの病院の看護師さん方の対応には頭の下がる思いで、尊敬の念を抱きました。どのような方が指導しておられるのかと思いました。また、看護師の皆さんはよく従っておられ、快く仕えていただきました。

そして、声のトーンも丁度良かったように思います。高く作りすぎているのを長く聞いていると患者は疲れます。また、仕事も身についていて自然体で私たち患者にとってはとてもくつろげました。ほとんどの方が私より若くていらっしゃるのに立派だなと思い、勉強になりました。

 先日、親しくして頂いている牧師先生が私に話しかけてこられました「あそこの看護師さんは素晴らしいですよね~」。その先生の教会の方が数年前入院しておられて、お見舞いに行ったらとても良く対応して下さったという事でした。私のこの病院への好感触は身びいきでも思い込みでもなく、やはり他の人もそう思われたのだと思いました。

 また、H看護師さんからの手紙について前回書かせていただきましたが、看護師さんが患者に手紙を下さるなんてびっくりしました。謙っておられますよね。患者さんからの「癌になったのは私が何か悪いことしたからかしら?」「生活習慣が良くなかったのかな?」「家が癌の家系だからかな?」の言葉に心を痛められておられてたのですね。

 聞いてないふりをする事もできるし、適当に答える事も出来るのに、真剣に聞いておられて、まさしく「看護師の鏡」優しいですね。患者から見た病院内の事や治療の事など意見が要る時はどうぞ遠慮なく聞いてください。話せる範囲でお話しさせていただきます。

 また入院中、入浴後にドライヤーを借りる時、返す時は看護師室にいる人に声を掛けてくださいと言われていましたので、そうしましたら、いつも私の時はS看護師さんでした。仕事中なのにニコニコしてすぐ来て下さって、脱衣室に取りに行ったり返しに行ったりして下さいました。気の毒に思って「私が返しておきますので」と言っても「いえいえ」と言って走って返しに行って下さいました。1度も嫌な顔をされたことはなく、いつもニコニコしておられました。こんな些細な事でも心が癒されました。有難うございました。

 また、私が忘れていてヘアカラーを1度使ってしまったことがありました。その時、Ⅰ看護師さんより優しく注意されたのですが、その後何度も私の様子を見に来てくださいました。私が落ち込んでいたり、ふさいでいたりしていないか気にして下さっての事だと思います。間違ったのは私なのに優しいですね。ごめんなさい。

 看護師さん達にも女性の放射線技師さん達に聞いたみたいに「なぜ看護師になりたいと思われたのですか?」って一人ひとりに聞いてみたかったです。

今コロナウイルスのことで医療スタッフの事がTVに映し出されると貴女方の事を思い出します。どうかお体に気を付けられて、今まで通りこれまで通りのお仕事を続けていただきたいと思います。

わたし、【主】が心を探り、思いを調べ、それぞれその生き方により、行いの結ぶ実によって報いる。エレミヤ17:10

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