コロナ禍でのクリスマス
~サンタさんだけ良いにして~
コロナウイルスの感染拡大が一向に収まる気配がなく、北半球が冬を迎える昨今急速に広まり続けています。日本においても過去最高の感染者数の報告が連日テレビニュースで報道されています。
また、アメリカやブラジルだけでなく、ここにきてヨーロッパ各国における感染拡大も急速な広がりを見せ、フランス・オーストリアなどロックダウン(都市封鎖)を余儀なくされているところも出て来ています。
イタリアにおいても感染者が100万人を超えたことによって、先日夜間外出禁止令が発布されました。
その様な状況下で5歳の男の子トンマーゾ君が、次のような手紙をコンテ首相宛てに送ったことが新聞に出ていました。「どうか、世界中のサンタクロースだけは外出しても良いようにしてください。」
また、彼は高齢のサンタクロースを心配し、クリスマスツリーの下に温かいミルクとビスケットに加えて消毒液を置くことも提案。これに対し、コンテ氏は「彼(サンタクロース)は既に国際外出証明書を持っていて、マスクを着けて今年も世界中へ行くつもりだと約束してくれたよ」と返答したとのこと、首相の意気な返答によって、5歳の彼も安心してクリスマスを迎えられることでしょう。
さて、日本における今年のクリスマスの過ごし方としては、以下のようなアンケート結果が出ていました。
「メリアルーム(東京)は、20代~30代の男性147人を対象に、カップルにとっての「クリスマスの理想の過ごし方2020」に関するアンケート調査を実施。それによると、外で賑やかにお祝いをするのではなく、『お家デート』がトレンドになりそう。調査結果は、部屋でまったり過ごしたい男性が約3割、クリスマスケーキを家で食べたい男性が約2割と、半数近くが人混みを避けるために外出しないクリスマスを考えていることがわかった。外出する場合も、密が気になる屋内系ではなく、イルミネーションを楽しむといった屋外系が支持を集めている。」
私たちの教会ではクリスマスのイベントとして、例年町の大きなホールを借りてクリスマスコンサートをやったり、教会でキャンドルサービスをやったりと、町の人を招いての集会をやってきました。また、子供たちを招いての子供クリスマス会や、教会のない頴娃町でのクリスマスの集会等も実施してまいりましたが、残念ながら今年はコロナでこれらの集会は開けそうにありません。例年ですと今頃は集会の案内チラシを作ったり、子供クリスマス会等の準備をしたりと忙しいのですが、今年は何にもできなくて残念です。したがってコロナ禍の今年は、限られた人々で主のご降誕をお祝いしようと思っています。
クリスマスとは、預言されていた救い主がいよいよこの世に誕生されたことをお祝いする日です。人々は、救い主が王として華々しくデビューして活躍されると思って待っていましたが、実際は貧しい家庭で、家畜小屋で生まれ飼い葉おけに寝かされました。したがって、お産まれになられた救い主には誰でも会えたのですが、へりくだって信じる人しかその恵みにあずかれませんでした。そして、救いの恵みは今でも主の前にへりくだる者に与えられるのです。
クリスマスの集会に参加できない人も、今年はクリスマスの意義についてじっくり考える時として下されば感謝です。
きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。ルカ2:11~12
あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。エペソ2:8~9
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