桜開花宣言

公開済み 3月 21, 2021 by 管理人 in アドナイ・エレ

~鹿児島の開花はどうして遅いの?~

先日、ウェザーニューズから、今年の桜の開花予想が発表されました。開花予想は日本のサクラの80%を占めるソメイヨシノを基準にして決められます。

今年のサクラの開花は3月12日(金)で福岡からスタートしました。今年は特に1953年の観測開始以来、日本各地で最も早い開花が予想されています。3月15日(月)に東京、長崎で開花、16日(火)には横浜、名古屋、佐賀に宮崎が続き、日本で一番遅い開花が予想されているのは、北海道釧路で5月11日ということでした。日本は長いな~と感じます。

ところで、我々の住む鹿児島のサクラの開花予想はどうかというと、3月19日となっていますが、実際はもう少し早まって3月17日になりそうです。例年の開花日が3月26日なので、今年は鹿児島に於いてもかなり早い開花宣言です。そして、例年の開花日あたりが今年の満開の見ごろになりそうです。

それにしても、毎年鹿児島県のサクラ開花宣言は九州の他県に比べて遅い宣言になっているのです。一番温かいはずなのにどうして?鹿児島市街地から喜入までの海岸線を車で走っていると、山手の方にたくさんのサクラが咲いているのが見えるのに、どうしてだろう。あのサクラはソメイヨシノではないのだろうか。それとも、鹿児島気象台のサクラの標準木が少しずれているんじゃないだろうかと不思議に感じていました。

以前、サクラの開花予想は2月1日からの、平均気温の累計で400度、最高気温の累計で600度に達するのが目安だと聞いたことがあるので、そういった意味では鹿児島が最も早くて良いんじゃないのかと思ってしまいますが、実はサクラの開花には暖かさだけでなく、寒さも関係するというのです。

サクラの美しさは、何と言っても葉が出る前に花だけが先に咲いて、サクラの木一面白い花で覆われることによると思います。そして、花が散って花芽ができた後に、夏から秋にかけて緑の葉が茂り、その時花芽は休眠に入ります。

やがて、寒い冬になって落葉し始め、一定期間寒さにさらされると花芽は休眠から覚めて開花の準備を始めるそうです。そして、春に気温が上がり始めると、花芽は成長を始め開花に至ります。

つまり、サクラが開花するには、夏に花芽形成、そして葉が茂ると休眠、そして落葉それから低温によって休眠が破られ、気温上昇とともに、開花するというこれらの条件が整わないと美しい花を見られないのです。

つまり、きれいなサクラ並木を見て、その美しさに見とれることができるのは、四季のある日本のような気候条件が必要なのです。それが、サクラが日本の代表的な木と言われるゆえんです。

ただ、今年は新型コロナの影響で、全国的に花見を控えるように通達が出ているので、遠くからひそかに眺めてサクラを愛でるようにいたしましょう。

しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。しかし、あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。マタイ6:29~33

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