「乳癌を体験してー術後2年目」(腹部エコー、大腸検査)
~医療機械の進歩に驚く~
佐多多視子
3月2日の診察時にホルモン剤を替えていただくことになり、1ヶ月後にその後の経過をみたいのでまた来て下さいということでしたが、その間にいろんな事を体験する事になりました。
主人の腰が痛くなり、お通じがいつものようでないので、掛かりつけのクリニックを受診しましたら、担当の先生から検査専門の病院での内視鏡検査を勧められました。そこで、先生が「奥さんも一緒にどうですか?」と軽い気持ちで聞かれたのに、私が「はい」と即答したので、先生も主人もびっくりしていました。私はまた日を改めてとなると、日程の調整等が面倒なので、一緒のほうが良いと思ったのです。
3月18日主人と検査専門の病院に行きました。まず、下腹部のエコー検査がありました。主人は胆石症だと言われていました。そして、私には子宮筋腫と卵巣内腫瘍があることがわかりました。
私は、主人が脳幹梗塞だと言われた時や、私が乳管癌だと言われた時、そして今回新たに病気が分かった時、まず思った事は母の介護中でなかったので良かったという事でした。
神のなされることは皆その時にかなって美しい。伝道者3:11a
そして、先生が「放射線治療をしましたか?」、「CT検査をしましたか?」とか聞かれたので、どちらも「はい」と答えました。すると、先生が「この病院は検査専門病院ですので、ここでできる事はここまでです。」と言われました。
次に主人の胃カメラによる内視鏡検査を見せていただきました。胃の中はきれいでしたが、先生が映像を見せながらいろいろ説明してくださいました。「これはジュウモウと言います。絨毯のように見えるでしょ。」「ああ、絨毯のジュウなんですね。」そして、先生から「ピロリ菌があるようですね。」と言われましたが、その後の先生とのお話で、主人は会社員だった頃、1ヶ月程毎日ピロリ菌死滅のための注射を打ったので死滅しているということで、逆流性胃腸炎という診断になりました。
大腸内視鏡検査は小腸と大腸の境までカメラが入ってから、私は再び呼ばれました。カメラが大腸の中を出口のほうへ戻りながらポリープを探します。「ここにありますね。この機械は2mm(鋏の先のように2股に分かれている)ですが、これで切ります」と言われてチョキンと切ると、その切られた物がスッと管の中に吸い込まれていきます。こんな装置までカメラに付いてるのかしら?いろんな事が珍しいです。その他に少し大きい3つのポリープが見つかりました。それに関しては投げ縄のように鉄の輪がポリープを巻いて焼き切りました。「これは熱鉄線です」と先生が教えて下さいました。切り取られた4つのポリープは癌センターに送られて10日後に結果が出ますということでした。私も同じくポリープが4つあったようでしたが、自分のものは自分で見ることができなかったので残念でした。
義父もかつて腸内にポリープがあって、何度か入院していました。その頃は出口付近にある物を掻き出すことしかできなかったのに、その後さまざまな機械が発明されてすごいなと思いました。あの当時、こんな素晴らしい装置があったら義父はもう少し長生きできたかもしれないと思いました。
3月30日乳癌治療病院での再診
いつものように2階で採血をし、1時間後に診察がありました。主治医の先生は出張で若い女医さんが担当して下さいました。子宮筋腫や卵巣内の腫瘍については、1昨年のMRI検査で分かっていたのですが、良性で、今すぐどうというものではないという事でした。4月16日に同病院の婦人科を予約していることをお伝えしましたら、その際骨密度検査をしますと告げられました。
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