神様の守りの体験談

公開済み 8月 29, 2021 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ 8・1水害、8・6水害 ~

今年は8月に入り、日本中が梅雨後期みたいな激しい豪雨にさらされ、日本各地で土砂崩れ等の災害が起きました。私が住む町でも例年の8月総雨量の3倍が先の1週間で降り続き、避難準備情報が幾度となく発表されました。

この豪雨の中で1993年に、鹿児島を襲い、たくさんの被害をもたらした8・1水害、8・6水害の惨事がフラッシュバックしてきました。しかし、その時に生きて働いておられる神の守りを体験したので2週に渡って報告させていただきます。

さて、あの年も今回のようにそれ以前から豪雨が続いておりました。8月1日、私たちは大分の教会の子供キャンプの講師として招かれていたので、補習授業があった長男を家に残して、他の家族4人で大分に向けて出発しました。

家を出てしばらくすると強い雨が降り出しました。高速を走っていると、連日降り続いている豪雨によって土砂崩れのあとが何箇所か見えました。桜島サービスエリヤで食事をし、買物をして外に出た時は、もうかなり激しい雨に代わっていました。

私たちが桜島サービスエリヤを出ると、すぐに店は閉められた様子でした。後で、その約1時間後にサービスエリヤごと裏山の土砂で押し潰され完全に埋まってしまったということを聞き身震いしました。

それから、高速を走って空港インターまで行くと、豪雨のために通行止めになっていました。仕方なく一般道に入り山越えをして熊本に入るために、大口市に向かいました。途中横川町まで行くと道路が冠水していて、動かなくなった車があちこちで立ち往生していました。

私たちの車は冠水した道路を走り続けて大口市まで何とかたどり着くことができました。それから山越えをして熊本県水俣市に行くのですが、もしキャンプの講師として招かれていなかったら、こんな危険に挑戦することは決してしなかったでしょう。

山道に入るとすぐに対向車は来なくなり、走っているのは私たちの車だけになりました。豪雨により前が良く見えないなか山道を走り続けました。両側の崖から水だけでなく石や木切れが流れ出し、道の所々にバレーボール大の石が転がり落ちてきており、それを避けながら走りました。

どんどん心細くなって来ましたが、その時妻が「アッ、天使が車の4方に居て守ってくれてる」と言いました。妻には時々天使が見えるので、その言葉に安心して危険な山道を走り続け、奇跡的に水俣の町に入ることができました。

しかし、ここでも相変わらず雨は激しく降り、道は冠水していました。町に入りしばらくすると渋滞に巻き込まれ、まったく動けなくなりました。どうやら先のトンネルが崩れたようで、前にも後にも動けない状況に巻き込まれてしまいました。

激しい雨の中どうしたものか思案していると、合羽を着た人が突然現れて、私にそのまま歩道に乗り上げて左折するように言いました。歩道の先は木々の間を人が通る抜け道のような所で、そこを出るとスーパーマーケットの裏に出ました。そこからスーパーの駐車場を通り、正面の入り口から大通りに出ました。私たちは渋滞から抜けられたと喜びましたが、そのように出られたのは私たちの車だけで、先の合羽の人はもういませんでした。

カッパの人に言われたように大通りを走っていると、右手に土砂崩れを起こしたトンネルが見えました。無事出られたことを感謝しつつ、あの合羽の人は誰なのだろう。もしかして天使?と話しながら走りました。その後は嘘のような晴天に守られ無事大分に着くことができました。大分の教会では私たちのことを心配してずっと祈っていて下さったということでした。

災いは、あなたにふりかからず、えやみも、あなたの天幕に近づかない。まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。詩篇91:10~11

No Response to “神様の守りの体験談”

Leave a Comment