久々に千葉へ
~ナビよ。君だけが頼りなんだからね~
コロナ感染の拡大等あって、なかなか会うことが儘ならなかった千葉の息子家族に数年ぶりに会いに行ってきました。
鹿児島と違ってあちらは寒いかもしれないと、沢山着込んだ上にダウンコートを持って出かけました。鹿児島は連日気温が20度前後だったので、いくら何でもダウンコートまではいらないと思いましたが、妻から「暑ければ脱げば良いけど、寒い時はどうしようもないからね。」と言われてしぶしぶ持っていくことにしました。
鹿児島空港に着いて移動するときも暑くて汗をかくほどでしたので、向こうに行ってもダウンコートはやっぱりいらないかもとトランクに無理やり突っ込みました。
やがて、飛行機に乗り込み妻と隣通しに座って出発しました。しばらくすると、キャビンアテンダントが私たちのところに来て、「このメニューの中から、飲み物とクッキーを選んでください。」と言われました。これらは、息子があらかじめ注文してくれたものです。前回乗った時も同じように飲み物とクッキーが付いていたので、息子に「飛行機の中では別に何にも食べなくて良いから、そんなもの注文していなくて良いからね」と言っておいたのに、と言いながら頂きました。
成田空港についてびっくりしました。そこは、鹿児島と全く違う極寒の世界だったからです。確かに全国的に寒さがぶり返すとは聞いていましたが、こんなに寒くなるとは思いもしませんでした。慌ててダウンコートをまといました。そして、妻の言う事を聞いてて良かったなと思いました。
そこから、レンタカー屋さんに電話をしようとしたら、スマホがなぜか機能しません。仕方なく空港の中の公衆電話から連絡しました。レンタカー屋さんは離れた所にあるようで、迎えに来るのに15分程度かかりますとのことでした。そこで、冷たく強い風が吹く中をレンタカーが迎えに来るまで、震えながら待ちました。
さらに15分かけてレンタカー屋に行って、レンタカーを借りて暗く冷たい雨が降る中を目的地である息子の待つクリニックへと急ぎました。全く知らない所なのでナビだけが頼りです。暗さと雨でよく見えない道を走り続けました。1時間半ぐらいしてナビから「目的地に到着しました。案内を終了します。」との音声が流れました。しかし、そこはずいぶんな町外れで、辺りにはそれらしい建物はどこにも見当たりません。そこらをぐるぐる回っていると、まったく違う町に来ていることが分かりました。
残念ながら息子たちに連絡しようにも、スマホは役に立ちません。ナビに今度は電話番号ではなく、クリニックと自宅の住所を入れて調べますが、その住所は登録されていませんとのつれないメッセージ。万事休す。とにかく目的の町の名前だけを入れて、暗く雨が降りしきる中を走り続けました。そして、クリニックは中央病院の近くと聞いていたので、そこを目印に走り、1時間半で着くところを3時間ほどして夜の9時半にようやく目的のクリニックを見つけ出しました。
着くとそこには、孫たちを含む家族全員が心配して待っていてくれました。クリニックの2階で温かいものをいただいて、ホテルに向かいました。余りに不親切なナビに向かってブツブツ言ったので、ナビが怒って正しく働いてくれなかったのかもしれません。とにかく無事につけたことに感謝しました。
最後に、私の兄弟たち。主にあって喜びなさい。前と同じことを書きますが、これは、私には煩わしいことではなく、あなたがたの安全のためにもなることです。ピリピ3:1
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