みくに(御国)のここち(心地)す
~忘れられない素敵な時間~ 佐多多視子
先日、主人が私の古稀の祝いのための千葉訪問について記してくれましたが、私もその時に感じた事を書かせて頂こうと思います。
出かけたその日は、千葉はまだ寒くおまけにレンタカーのナビが古く、息子たち家族に会うのに倍の時間がかかり、次千葉に来ることが果たしてあるだろうかと思わされました。つまり、もう来たくないと思いました。
でも、彼らの顔を見た途端、一瞬でその思いは消えました。彼らにもそう告げました。「もう来たくない無理だと思ってたんだけど、皆の顔を見たら、また来たいと思ったわ。不思議だね。」疲れもすっかり取れました。
次の日の夜。息子がセッティングしてくれた懐石料理を食べに行きました。日本料理って一つ一つが芸術品だなと思いました。作るところを見たら食べられないかもねと話しながら、噛みしめながら、感謝しながらいただきました。何万円もするんだろうなとか、せっかく稼いだお金でこんなにごちそうしてくれて申し訳ないと思いました。1月の誕生日の頃に子供たちからプリペイドフラワーを贈られたので、それで十分だったのになんと有難いことなんでしょう。
また、息子の家の末っ子が料理店の奥様にしばしも休まずに話しかけるのですが、丁寧に答えて下さっていました。そこでの時間があまりにも感動したので、お店宛に写真を同封して手紙を出しました。
別の日の夜、私が子供の頃、親が家を買って借金していたので、おかずが『大根おろし』だけだったり『キャベツの千切りに酢をかけたもの』だけだったりしたけど、そういう事で幸・不幸が決まるのではないとその頃思ったよ。家族で一緒に食事できてることが幸せだなぁと思ったよと話しました。
すると「明日の夜は納豆と味噌汁で良いですか」とお嫁さんが言うので「うん、良いね」と答えました。皆に会えたことが一番のごちそうだと思いました。でも、イワシの煮物も付いていました。
わずかな物を持っていて【主】を恐れるのは、多くの財宝を持っていて恐慌があるのにまさる。野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。箴言15:16~17
次の日、息子が「長女の入学する高校見に行く?」と言うので、「行きたいわ。MさんやK君のことお祈りする時は、以前教えてもらった中学校を思い出すよ。今、あそこに通ってるんだ。あそこで勉強してるんだって思うから、高校も見ておきたいわ」と言ったので、彼の車で1時間程かかる高校まで連れて行ってもらいました。これからMさんは、この景色を見ながら登校するんだわ。充実した高校生活になりますようにお祈りしました。高校は中高一貫校なので大学ほどは広くないですが、かなり広々とした敷地にありました。沢山学んで神様に喜んでいただける高校生活を送れますようにお祈りしました。
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