心優しい子供たち

公開済み 4月 14, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ おじちゃん、泣かせて! ~

小学校の学期末、終業式の帰りに2年生の女の子が二人で教会に来ました。そして、悲しい「おじちゃん、泣かせて!」とのこと。「はぁ??」と聞くと、「担任の○○先生が転校していくの!悲しい~」と言いながら、教会の入り口で顔をうずめて「あ~かなしい。あ~かなしい。」と言っていました。

たぶん、学校で泣くのは恥ずかしい。家に帰ってからだったら一緒に泣けない。そうだ教会に行こうと思ってやってきたのだと思います。

彼女たちを見ながら、これほど子供たちに好かれる先生はさぞかし素敵な先生なのだろうなと思いました。私たちの時代と違って、今は先生方が忙しくてなかなか授業以外に子供たちとゆっくり接する時間が取れないようなことを聞いていたので、この先生はそのような中でも、子供たちと良い関係を作って来られたんだなと思いました。

また、先生が転校して行かれることで、こんなに悲しんでくれる子供たちの優しさにも接することができて、胸が熱くなる思いがしました。彼女たちは学校生活これからも色々なことがあると思うけど、これからもこの優しさをもって乗り越えて行ってもらいたいと思いました。

また、中学校の卒業式の帰りに、二人の女子生徒が教会に立ち寄ってくれました。二人とも小学校入学時から毎朝登校の見守りで合ってきた子たちです。しっかりした良い子たちで、中学生になってからは教会の週報を毎週読んでくれていました。

二人とは教会の牧師室で妻と4人で1時間ほど彼女たちの将来の夢などを伺い、楽しい交わりの時を持ちました。

また、その内の一人からは事前にお手紙をいただいていました。それには、今まで9年間ありがとうございました。小学生の頃は毎日登校時のハイタッチが楽しみでした。中学生になってからは教会の週報を貰えるようになって、大人の仲間入りができたようで嬉しかったです。将来は野球選手の通訳になりたいのでその夢に向かって頑張りたいとのことが書いてありました。WBCの野球大会において、日本の選手たちが活躍する姿を見て、すっかり野球が好きになったようでした。

また、この地には高校がないので、皆朝早くJRの電車で出かけて、遅くなってから帰ってくるようになります。それで、高校生になると、ほとんどの人とは会うことがなくなってしまいます。しかし、二人は「これからも週報を貰いに来ます。」と言ってくれたので、別に取っておいてすぐ渡せるように準備しておきたいと思います。お二人ともお互いの夢に向かってよい高校生活が送れるようにお祈りします。

他にも、高校生・大学生になっても週報を貰いに来てくれる人がいるので、私の大きな励みになっています。みんなよい学生生活を送れるように切に願っています。

わが子よ。もしあなたが、私のことばを受け入れ、私の命令をあなたのうちにたくわえ、あなたの耳を知恵に傾け、あなたの心を英知に向けるなら、もしあなたが悟りを呼び求め、英知を求めて声をあげ、銀のように、これを捜し、隠された宝のように、これを探り出すなら、そのとき、あなたは、【主】を恐れることを悟り、神の知識を見いだそう。・・・

そのとき、あなたは正義と公義と公正と、すべての良い道筋を悟る。知恵があなたの心に入り、知識があなたのたましいを楽しませるからだ。思慮があなたを守り、英知があなたを保って、悪の道からあなたを救い出し、ねじれごとを言う者からあなたを救い出す。箴言2:1~5,9~12

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