目先だけの利益追求の危険性
~自分の行動に責任を持とう~
近年、テレビニュースで前途洋々の若者たちが、闇バイトで重大犯罪に加担し、人生を棒に振る事件が相次いでいます。
お金持ちの老人宅を狙った強盗事件や貴金属店を狙った強盗など、目先のお金欲しさに犯罪に加担して、警察に捕まり前科持ちの犯罪者としての人生が始まります。
これらの青年たちはただ捨て駒として使われるだけで、犯罪の指導者たちは彼らの稼いだお金でぬくぬくと過ごしています。すなわち、どんなに危険な思いをして、強盗しても、あくまでもその一部のバイト料を貰うだけで全く割に合わないことなのに、目先の利益のために間違ったことをしてしまうのです。
また、先日は農家の方々が丹精を込めて育てた作物を、その収穫直前にごっそり盗んでいく盗人がいたことも報道されていました。さらに、近頃よく聞くのが太陽光発電のためのソーラーパネルから銅線をこっそり盗んでいく人や、先日は中学校の電線から銅線を盗み、停電を起こして、中学での給食が中止になっていました。真面目に働きましょう。
さて、少し前の私ごとですが、一本の電話が入りました。そこで、「お宅は電話代、月にどのぐらいかかっていますか」と質問されました。私が「そうですね、月々この程度です」と答えると、びっくりした様子で、「え~っ、そんなに?それは多いですね。」と話されました。
それから彼の説明を聞くと、彼はわが社(大企業)だったら少なくとも月々数千円は削れますとのこと、しかし、「工事が入ったり、いろいろ面倒なことがあったら大変ですからいいです。」とお断りました。すると、「いえいえ、そんなことはありません。今パソコン上で簡単に変更できます。」とのこと、そして、「パソコンをこのようにしてください。」と言われ、「後はこちらですべて行います。」と言って、電話を切られました。
それからしばらくすると、工事の方が来られて「いろいろ配線の工事や取り付けがあります」とのこと。事の成り行きを説明しても、「自分たちは下請けでそのように指示されて動いているだけです」とのことで埒があきません。
こういうことがあってはと、彼の電話番号と、彼の名前を記録していたので、電話すると電話は一方通行でこちらからはできないようになっていました。そして、彼はそこの社員ではなくて、契約を取って大企業からマージンを貰う仲介人だったようです。
私が小さい頃、まだ日本が貧しかった時代は、共同の井戸場で洗濯したり、食器を洗ったりして、お互いがいたわり合い、助け合っていたのに、豊かになった今は残念ながらお金を儲けるためだったら人を踏み台にしても良いと思う人が増えているように思われます。
しかし、私たち人間はこの世が全てではありません。人の肉体はいつか朽ちていきますが魂と霊は朽ちることはありません。臨死体験された方が少し離れた所から自分の死体に縋りつくご家族の姿を見たと話されることがありますが、霊と魂は永遠なのです。そして、死んだ後全ての人が天国か地獄に分けられます。私たちのこの世での生き方が永遠を決定するのです。
若い男よ。若いうちに楽しめ。若い日にあなたの心を喜ばせよ。あなたの心のおもむくまま、あなたの目の望むままに歩め。しかし、これらすべての事において、あなたは神のさばきを受けることを知っておけ。伝道者11:9
しかし、たとえ重大な罪を犯していても、悔い改めて救い主イエス様を信じるなら、罪赦されて神の御国に入ることができます。神のみ子イエス様は私たちの身代わりとなって十字架で私たちの罪を清算して下さいました。信じる者は救われます。信じない者は永遠の滅びです。
そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。へブル9:27~28
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