能登半島地震、被災地のボランティア

公開済み 1月 5, 2025 by 管理人 in アドナイ・エレ

~三男が能登の復興支援のボランティアに~

あけましておめでとうございます。ことしは平安と喜びに満ちた年になりますように。

昨年の元旦、日本中がお正月気分に浸っている時に、突然能登半島でマグニチュード7.6で震度7という大地震が起きて、大変な災害が起きているとのテレビ速報が流れ、日本中を震撼させました。

あれから1年が経ちますが、被災地が能登半島の先端で、生活道路が寸断されて復興はなかなか進まないようで、さらに9月にはこの地方を豪雨が襲い、再建途上の家々がさらに被害を受けて、未だに2万人以上の方々が避難生活を強いられており、多くの方が震災前の生活をとり戻すに至っていないということです。

私たちの教会でも、能登半島の被災者支援募金を募って、教会員の皆さんが被災者のことを覚え、祈り捧げてくださっておられます。

さて先日、三男が帰省してきて「10月に教会の有志で能登半島の復興支援のボランティアに行ってきたよ。」と話していました。

彼は会社の研究開発の仕事と、大学での授業等の二刀流で、毎日目が回るような忙しさなのに、被災地にボランティアで行けたことを聞き嬉しく思いました。そこでアドナイエレに載せるため、彼にその体験談を書いてくれるように頼みました。

本日から3週にわたって、三男の能登ボランティア体験談を載せようと思います。能登の現状が気になっている方や、ボランティアを志している方の参考になればと思います。


三男の恵悟です。昨年10月の中旬ごろ、1泊2日と短期間ですが、能登半島のボランティアに行かせていただきました。貴重な体験をさせていただいたのですが、ボランティアの翌週に風邪を引いたこともあり、誰にもこの体験を証する機会がなかったため、この場でお話しできたらと思います。

行くきっかけは、今通っている教会の伝道師であるT兄弟に誘われたことでした。当初は、その伝道師のみが行く予定だったらしいのですが、せっかく行くのであれば行ける人複数で行けないかと思い、自分に声をかけてくれたようです。

お声がけいただいた時はちょうど、仕事で上半期(4〜9月)が終わってひと段落した後、突如起こった問題をようやく対処した直後で、心身ともに疲れているときでした。本来なら断っていた気がしますが、とりあえずその時は、誘われてすぐに有給を取れるかを確認し、行きますと返答したかと思います。

しかし、心配はありました。私はFacebookで九キ災(九州キリスト災害支援センター。熊本地震・九州北部豪雨災害が起こった際に、被災された地域や教会を支援するために設立されたNPO法人)をフォローしており、今年に入り能登半島でも活動されている様子を拝見していました。そこには、9月に襲った豪雨により泥がなだれ込んだ家屋に入って、泥まみれになりながらスコップでかき出しているボランティアたちの姿が写っていました。

日頃デスクに座り、ずっとパソコンと睨めっこする毎日を送ってきた自分が、能登に行って何かサポートできるだろうか、逆に足手まといにならないだろうか、という不安を感じていました。しかし、神様の導きに委ね、日頃以上にへりくだる気持ちを持って向かおうと心に決め、当日まで準備を進めることにしました。

神のみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださる方です。すべてのことを、不平を言わずに、疑わずに行いなさい。(ピリピ2:13~14)

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