東京日帰り出張

公開済み 3月 24, 2014 by 管理人 in アドナイ・エレ

〜「うん。用事で東京に行って来た。」「ウソばっかり。」〜

朝5時前に起床、一人で早天祈祷会の場所をデボーションして、5時半に車で空港に向かう。外に出ると、外気温5度。妻が出掛けに「コートを持って行ったほうが良いよ。寒いのはどうしょうもないから。」と勧めてくれたコートが役に立ちそう。

7時前に空港到着、流石にまだ早いので人影はまばら。機械の前に立ってメールで送っていただいた予約番号、確認番号を打ち込むと私の名前が出てきた。これで間違いなく行ける。希望の座席を窓側に指定して航空券を受け取って、搭乗口へ。

7時にはまだほとんど客は来ていない。ぽつんと飛行機の入場案内口の近くの席に座っていると、徐々に人が増え始めて、数十人の人が待つようになった。空港の中は暖かいので、コートは脱いで横に置いて入場案内を持つ。

出発時間の10分ほど前、7時25分に入場が始まる。乗客は6割ほどか、これで採算が成り立つか勝手に心配してあげる。朝が早かったので、少し眠気が襲う。離陸してしばらくすると飲み物提供のアナウンス、ここで寝たら貰えないと目を開けて待つ。

二人の客室乗務員がカートを押して移動しながら、コーヒー、アップルジュース、ウーロン茶など一人一人のお客の注文に応じて紙コップに飲み物を注いで回り始めた。暫くして、私の所に来て注文を尋ねる。以前の私はどんな飲み物があろうと必ずホットコーヒーを注文してきたが、今回は違う。私は初めてコーヒー以外のもの、ハードスケジュールに耐えられるように栄養価を考えて、アップルジュースを頼む。そんなことで、幾分大人になった気がする。

果汁100%のアップルジュースを味わいつつ飲み終えて暫くすると、機長のアナウンスで、「右手に富士山が見えます。」とのこと。窓からのぞくと、たくさんの山々の中に、ひときわ高くそびえ、頂上に白い雪を冠した綺麗な姿の富士山が見えていた。

流石に威風堂々とし、他を圧する大きさの美しい富士山は押しも押されもせぬ日本一の山だと感心させられる。鹿児島が誇る桜島と開聞岳は大きさと綺麗さで完敗。

東京に着くとその日に限って、今年1番の暑さじゃないかしらと言うほどの温かい日。頼りにしていた分厚いコートが恨めしい。着る機会はなくバッグとともに持ち歩く羽目になった。

久々の東京での会議を終わり、日帰りで夜遅く帰宅。あくる日、いつものように街頭に立つと、たくさんの子供たちから「昨日はどうしたの?」と聞かれる。その都度、「うん。用事で東京に行って来た。」と答える。

それに対して、1年生のAちゃん「ウソばっかり。」との反応。彼女にとって東京は遠い遠い所で、1日で帰って来れるような所ではない感覚なんだと思う。

3年Bちゃん「わあ、ほんと、ディズニーランドに行った?」。彼女は東京と聞くとディズニーランドなのだと思う。私は、「いや、そんな時間はないよ。夜には帰って来たんだから。」と返事。

5年Cくん「わあ、いいな。スカイツリーに行った?」彼にとっては東京=スカイツリー。「お仕事だからそんな所には行けないよ。日帰り出張だったんだから。」と返事すると、彼はさらに、「もったいない、前の日から行ったら良かったのに」と。1泊したら幾らかかるのか、彼には大人の事情がまだ分からないと思う。

近頃、福岡への日帰りで深夜帰宅、次の日礼拝でメッセージ、次の日東京日帰りと、又とない忙しさ。何とか元気に乗り越えられたことに感謝。しかし、すべての労苦は無駄にならないと信じる。

あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう。伝道者11:1

ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。Ⅰコリント15:58

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