災害の中での主の恵み
~もう一度新しい会堂が与えられる確信~
先日、長島町のエクレシア・キリスト福音教会の会堂、レインボーチャペルでの献堂式が行われ、県内外から15教会1団体の約90名が集まり、新会堂の完成をともに喜び、主への感謝の時を持ちました。
この会堂は昨年10月7日午後11時ごろ火災に見舞われ、献堂8年の未だ真新しいチャペルが消失してしまいました。その一報を受けた私たちは当面の必要を伺いに数日後に当教会の牧師古田師のもとに駆けつけました。
私たちが駆けつけた時には火災の現場検証が終わったばかりで、真っ黒く焦げた柱が天に向かって立ち、講壇・ピアノ・イスなどをはじめ普段会堂にあるべき全ての物が跡形もなく消え去っていました。
私は火事にあっても多少燃えた物の痕跡が残るものだと思っていましたが、このように完全になくなるとは驚きを禁じえませんでした。
会堂は未だ崩れ落ちる危険性があるとのことで、その周りには四方にテープが張られ、近づけないようにしてありました。
私たちは古田牧師から当面教会活動等に必要なもののリストをあげていただき、県下の各教会に連絡いたしました。すると、県下に限らず各地から支援物資が次々に届き、すぐに必要が満たされ、自宅の一室で礼拝できるようになられたそうでした。
後ほど奥様からこんな証詞を伺いました。奥様は火事になる数か月前から得体のしれない不安と恐れが襲って来て、苦しみの中で祈り続けたそうです。すると、ある日次の御言葉が祈りの答えとして、心に飛び込んできたと言うのです。
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。イザヤ41:10
それからは今まであんなに苦しんできた得体のしれない恐れが跡形もなくなり、心に全き平安が戻ってきたと言われました。
その様な中で、火事の当日をも迎えます。奥様は自宅の玄関から隣接する会堂が勢いよく炎を上げて燃え落ちる様子を何の恐れも不安も感じることなく、ただじっと見つめていることができたというのです。そして、神様はきっともう一度新しい会堂を与えてくださると確信することができました。
その結果、以前の会堂より一回り大きい、立派できれいなレインボーチャペルが再建され、支援、協力してくださった人々を招いて、先日祝福の内に献堂式を盛大に行うことができました。創造主なる神様は、主に頼る者には主の守りと祝福が与えられることをこの様な形で証明してくださいました。恵みの主に感謝します。
あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける。」と言っているのだから。イザヤ41:13
何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。ピリピ4:6~7
写真:火災後のエクレシア・キリスト福音教会(上)と、再建後のエクレシア・キリスト福音教会(下)
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