常に前向きな姿勢で
〜「今日は学校ひとり占め!」〜
今日もいつものように朝、街頭に立って登校してくる小学校の子供たちを迎えます。今日は楽しい楽しい遠足、明るい顔の子供達がそれぞれ気に入った赤や青などのカラフルな洋服を着て、リュックを背負って登校してきます。
「お早うございます」のあいさつの声もいつもより元気に大きく聞こえます。お友達との待ち合わせで待っている間も、何時もより饒舌に遠足の行き先のことや夏休みの出来事についてお話をしてくれます。
しかし、遠足といっても1年~4年生までで、5年生は昨日と1昨日が宿泊学習だったので今日は休みです。
そんな中、6年生だけは先週修学旅行に行ったので、今日はいつもと変わらない制服姿にランドセルを背負って登校してきて、授業です。
6年生はこんな日に授業して身に入るかなと心配していると、意外と明るい顔をして、「今日はバイキングだ。」と言いながら登校してきました。聞くと「今日は、1時間目は体育、4時間目がバイキングの準備で給食はバイキングなんだ。」と喜んで教えてくれました。
さすが学校も考えて、普段通りだったら授業に実が入らないだろうからと、子供達の大好きなバイキング給食を餌に、他学年を気にしないで勉強に集中させようとしているんだなと思いました。
しかし、6年生の喜びはバイキング給食だけではありませんでした。後から登校して来た子が「今日は学校ひとり占めだ。」と言うのです。活発な子なので、廊下を走り回るのではと思いましたが、そうではなく今日は6年生だけなので、グラウンドやサッカーボールなどが好きに自由に使えて嬉しいということでした。
1学年だけ学校に残されることにも、意外な利点があったんだなと思いました。そして、彼らの前向きな姿勢に安堵しました。
私たちが前向きに考える時、前向きな良い環境が開け、否定的に考える時、祝福の扉が閉じてしまうということが言われています。
否定的な考えに覆われ、不平不満で日々を過ごすなら、顔つきは暗くなり、喜びは逃げて行きます。しかし、どのような環境下でも恵みの方に目を向けてすべてに感謝していくならば、喜びの人生を送れるだけでなく、思わぬ能力を発揮したり、思いがけず祝福が与えられたりするのです。
心に喜びがあれば顔色を良くする。心に憂いがあれば気はふさぐ。悟りのある者の心は知識を求めるが、愚かな者の口は愚かさを食いあさる。悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみのある人には毎日が宴会である。箴言15:13~15
私の知っているある牧師は1日100回感謝するように決めているそうです。ご飯が食べられたこと、水が飲めたことに始まって1日に起こる様々な出来事に感謝の目を持って接していると意外と感謝がたくさんあり、日々喜びの歩みができるようです。
聖書もいつも喜び、すべてに感謝するように勧めています。恵みに目を向けて感謝の人生を送るように致しましょう。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。Ⅰテサロニケ5:16~18
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