〜「私に任せなさい。」〜

６６回目の新年を迎えました。この頃は１年が経つのが早く、あっという間１２カ月が過ぎ去って行きます。若いころはもっと長く感じていたような気がしたのに、何故なんだろうと思います。

１年が早くなって良いことは、新たな気持ちでスタートできる機会が増えたことでしょう。「よーし、来年こそは！」の切り替えが早くなって、新しい年を待つことが多くなりました。

思えば、この切り替えは中学生、高校生時代によくやったなと懐かしく思い出します。それは中間・期末試験の時です。数科目終わった時点で、出来があまり良くないと「よーし、次回は頑張るぞ。」と、まだ沢山の試験科目を残したままで切り替えていました。

この切り替えはことごとく単なるあきらめに通じていましたので、今年こそはそうならないように気を付けたいと思います。

さて、今年の１年をよりよく生きるためのテーマは先回もこのコーナーで紹介させて頂いたように次の御言葉です。

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。Ⅰテサロニケ５：１６～１８

良く知られた御言葉ですが、原点に返って今年１年を前向きに生きる基本原則にしたいと思っています。この御言葉には３つの勧めがあって、それは喜んでいなさい。祈りなさい。感謝しなさいです。

この３つの勧めなら何とか頑張れそうですが、これにはそれぞれ、何時も、絶えず、すべてのことについてと修飾語がついています。つまり、この３つは環境や状況に左右されないで、いつでもどんな時でもそれをしなさいということなのです。

私たちには喜んでいられないときがあります。祈れないときがあります。感謝なんかできないこともあります。しかし、そういう悪い状況下でも「私に信頼して、喜びなさい。祈りなさい。感謝しなさい。」と全能なる神様は言われるのです。

創造主なる神様はとにかく私に信頼して、私に任せなさい。悪いようにはしないから安心して喜んでいなさいと約束してくださっています。

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。ローマ8:28

私たちは幾ら思い悩んでも、心配し苦しんでも、自分の力ではどうしようもないことがたくさんあります。そのような時、悩み、苦しみ、落ち込んで日々を過ごしても解決はありません。

そのような時に、主権者なる神様は「私に任せなさい。私に信頼し前向きに喜んで生活しなさい。」と言われるのです。委ねることができると私たちは諸々の重荷を下ろし、平安が与えられます。

主はまた私たちを愛し、次のように語り掛けておられます。

すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。マタイ１１：２８

信仰とは神様との信頼関係です。

私は全ての創造者であり、この世界の支配者で主権者であられる神様を信頼して、今年は先のみ言葉に従って生きて行きたいと思います。皆さんにもぜひ愛なる神様を信頼して、心配しないで、従ってみてくださることをお勧めします。必ず、喜びと平安の幸せな１年を送ることができると思います。