心配された台風12号

公開済み 9月 11, 2016 by 管理人 in アドナイ・エレ

~いつも喜んでいよう~

暴風域は狭くても、中心付近の最大瞬間風速50メートルと予想された台風12号が奄美大島の東海上を通り、屋久島の西海上を北上してきました。このような台風はちょっと中心からそれると、びっくりするぐらい穏やかなのですが、台風の中心が近くを通ると、すごい破壊力を発揮します。

以前、庭に建てたプレハブの倉庫が強風で横倒しにされ、高さ55センチのブロック塀に乗り上げ、もう少しで側溝に落ちそうになったことがありました。こんな台風がまともに来たら大変です。

私たちはともかく、熊本地震で被災された方々のうち、まだ屋根をビニールシートで覆っただけの家屋にお住まいの方々の悲痛な叫びが聞こえてくるにつけ、ますます海上を東シナ海側に遠く逸れて行ってくれるように願わざるをえませんでした。

そう願いつつも、わたし自身は台風直撃の最悪の場合を想定して、駐車場のカラーコーンが飛んでいかないように、以前他所のお宅の庭先や道路に散乱して迷惑をかけたことがあったので、全部を駐車場の片隅の2面が壁になっている所に集め、重しを置いた上に、ひもでぐるぐる巻きにしました。

また、教会の裏庭の洗濯機やゴミ箱等が強風で飛ばされて、側溝に落ちたり、あちこち散らかったりしないように、全体をひもでグルグル括り、台風の襲来に備えました。

しかし、感謝なことに、台風12号は海上に逸れて、雨も風も普段と変わらない程度のものでしたし、熊本地方も雨は降ったようですが、風はほとんどなかったようなので、安堵いたしました。

台風一過の翌日、本の読み聞かせのボランティアで小学校に向かいました。少し早めに着いたので、控室で担当の先生と昨日の台風についてお話をしておりました。

私が「台風直撃に備えて、様々な準備をしたけれど、今回の台風は雨風とも大したことはなかったですね。雨の中での備えも徒労に終わった感じですね。」と言うと、先生は「私も雨戸を閉めて回ったり、家の周りの物等飛ばされないように備えをしたけれど、私はいつも避難訓練だと思ってそれをやり、無駄だとは思わないようにしているのです。」と言われました。

なるほど、避難訓練と捉えてそれをするなら、風雨の中で多少濡れようが、結果的に徒労に終わろうが、ほとんど気にならないだろうなと思いました。

お話ししながら、わたし自身が、前日のメッセージで次の聖句を用いて話したことを思い出し、恥ずかしくなりました。

 

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。Ⅰテサロニケ51618

いつも喜んでいること。絶えず祈って。すべてのことがらに感謝することを、神様は願っておられる。

私たちが不平不満や喜ばない態度をとるとき、私たちの思いがどんどん落ち込んでいき、喜びが失われ、否定的な思いに包まれて、挙句の果ては病をも併発するようになります。一方、私たちが喜んでいるとき、心は解放され、前向きな思いが支配し、身体も健康になっていくのです。

 

陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす。箴言17:22

人の心は病苦をも忍ぶ。しかし、ひしがれた心にだれが耐えるだろうか。箴言1814

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