お世話になりました

公開済み 7月 21, 2019 by 管理人 in アドナイ・エレ

~一粒のリンゴの種の結ぶ実は~

先日、熊本県荒尾市の有明バイブルチャーチでレオ&フィリス・ケイラー師の帰郷に伴って、「日本宣教68周年記念感謝聖会」が行われ、妻と二人で鹿児島から車で4時間半かけて出席させていただきました。

以前、子供たちも連れて様々な集会出席のために訪れた懐かしい有明バイブルチャーチに久しぶりに伺いました。300名以上の方が参加されるということで、早めに鹿児島を発ち集会開始1時間前に教会に到着しましたが、すでに教会の方々が駐車場の整理のために入口に立って迎えてくださいました。

広い会堂にはまだそんなに人々は来ていませんでしたが、受付におられたアッシャーの方の誘導により私たちは前方2列目の席に案内されました。私たちの隣にはA先生、その隣はM先生ご夫妻と鹿児島からの先生方が席を占めました。しばらくすると、次々に来られる先生方や教会リーダーたちで300名の席は満席になりました。

レオ&フィリス・ケイラー先生ご夫妻に影響を受け、育てられた人々がこんなに大勢おられたのも納得ができます。私たちも鹿児島から先生方が企画し、催される研修会や聖会には何はさておき、毎回出席させていただいておりました。

「九州ミニスターズフェロシップ」では、先生方の聖書講義に新鮮な感動を与えられ、たくさんの真理を教えられました。そのほか、アメリカから有名な先生方を招いての恵まれた聖会も度々行われました。

聖会には子供たちも連れて朝早く、まだ暗いうちに鹿児島を出発して参加させていただきましたが、子供たちは試験直前の貴重な時間にもかかわらず、「僕も聖会に連れて行ってと付いてきていました。」そして、「家で試験勉強するよりも聖会に出た方が、成績が上がる。」と言っていましたが、結果は毎回そのようになっていました。

勉強も試験も要するに集中力の問題で、聖会に出た時の方が集中力が上がったということだと思います。長男は特に賛美の時間や祈りの時間を大切にしていたので、その結果集中力がどんどん増して、能力が解放されていったのだと思います。

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩  119:130

もしあなたが悟りを呼び求め、英知を求めて声をあげ、銀のように、これを捜し、隠された宝のように、これを探り出すなら、そのとき、あなたは、【主】を恐れることを悟り、神の知識を見いだそう。【主】が知恵を与え、御口を通して知識と英知を与えられるからだ。箴言2:3~6

当日、レオ・ケイラー師は次のようなお話をされました。「リンゴの中の種の数は誰でも数えることができます。しかし、その中の種がどれだけの実を結ぶかは誰も数えることができません。」これは先生ご自身のことをお話しされたものと思います。

先生と奥様は20歳の時、終戦後間もない、荒廃した日本にそれぞれ別のルートで単身一粒の種として来られました。どんな苦労が待っているかも分からない、遠く離れた貧しい日本の地に送り出されたご家族の心労も覚えます。

しかし、先生方は自分の家族を離れ、自分自身の豊かな将来を捨て、日本の救いのために来てくださいました。その種は今たくさんの人々に影響を与え、たくさんの実を結んで、間もなく68年の日本での働きを終えアメリカに帰ろうとしておられます。

先生方、長い間本当にありがとうございました。そして、お世話になりました。後は、アメリカでゆっくりお休みください。

まことに、まことに、あなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。ヨハネ12:24

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