何とか開催にこぎつけた東京五輪

公開済み 8月 8, 2021 by 管理人 in アドナイ・エレ

~医療従事者に敬意~

オリンピック東京2020が1年遅れで開催されました。昨年はコロナ禍で延期を余儀なくされ、今年も開催が危ぶまれておりましたが、何とか1年遅れで開催されることになりました。

今回のオリンピックでは開催までに幾多の不祥事が発覚し、決して順風満帆でのスタートではありませんでしたが、コロナ禍で暗いニュースが続く中でも、出場した選手たちの溌溂(はつらつ)としたプレーを見ていると、明るい希望と勇気をもらえたような気がします。

そして、今回のオリンピックは世界的なコロナ禍で思うような準備が出来ない中で、様々な困難を抱えながら、必死で努力して出場権を勝ち取った世界中の選手たちにとっては喜ばしい開催になったのだろうなと思います。

しかし、残念ながら今だに強行開催の是非について様々な意見が交わされ、その可否が問われる中での大会になっています。この日に向けて鍛錬を続けてきて、見事メダルを勝ち得た選手が、そのような批判の声に配慮して、喜びを抑えつつ、「このような環境下でオリンピックを開催していただけたことをうれしく思います。」と控えめにコメントする姿を見て、なんだか可哀想に思えてきました。

また、何とかスタートできたオリンピックの最中に、再びコロナの爆発的な感染拡大が起きて、東京だけでなく日本中が再びコロナの渦中に巻き込まれてしまい、再びオリンピックへの批判の渦が拡大しています。

これは、オリンピック開催で人々の気持ちが緩み、感染予防の対策を取らずに活動する人々が増えた結果、今回の爆発的な感染拡大になっているという批判に繋がっており、その批判の渦に、出場した選手たちを再び巻き込んでしまいました。

出場した選手たちはこの日のために血のにじむような努力を続けてきて、それぞれの国での激しい代表権争いを勝ち抜いて来て、ようやく夢のオリンピックの舞台に立てています。

また、彼らは従来のオリンピックの時のようには、選手村から外に出ることも許されず、日ごとに受けるPCR検査のたびに、不安や恐れを感じつつ過ごし、無事に競技を終えられたとしても、解放されて街に繰り出したり、観光に出かけたりすることも許されず、速やかに帰国するように強制されているのですから、少なくとも参加選手たちが白い目で見られることがないようにしてあげたいと思います。

もちろん、感染拡大は大問題ですけど、これはオリンピック自体や出場選手たちの問題ではなく、長引く自粛生活からくる反動のように思います。そして、例えオリンピックが中止になっていたとしても起こりえた現象のように感じます。すなわち、オリンピックを観戦する私たちの方の気の緩みに問題があるのではないでしょうか。

ですから、選手たちのためにも私たちが今まで以上に気を付けて感染が拡大しないように努めて、選手たちには持てる実力をいかんなく発揮してそれぞれの競技に臨んでいただきたいと思います。コロナ禍の中、この平和の祭典が、順調に滞りなく終われますように!

また、連日休む間もなく戦っておられる医療従事者の方々にも感謝します。

そして、私たちも福音を伝えるためにベストを尽くしたいと思います。

競技場で走る人たちは、みな走っても、賞を受けるのはただひとりだ、ということを知っているでしょう。ですから、あなたがたも、賞を受けられるように走りなさい。また闘技をする者は、あらゆることについて自制します。彼らは朽ちる冠を受けるためにそうするのですが、私たちは朽ちない冠を受けるためにそうするのです。ですから、私は決勝点がどこかわからないような走り方はしていません。空を打つような拳闘もしてはいません。私は自分のからだを打ちたたいて従わせます。それは、私がほかの人に宣べ伝えておきながら、自分自身が失格者になるようなことのないためです。Ⅰコリント9:24~27

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