帯状疱疹?いいえ『三叉神経痛』です (1)
~ 脳はNOです~ 佐多多視子
三叉神経痛って何?こんな病名があるのを70年生きて来て初めて知りました。おそらく、多くの方がそうではないかと思いますので、ここでお知らせします。
4年前の9月右耳横と扁桃腺のところと右歯茎が痛くなったので、とりあえず耳鼻科で受診しました。すると、「どこも悪くありませんので帯状疱疹ですね。右側からばかりエアコンの風に当たっているでしょう。夜中、口を開けて寝ていますね。首の周りを冷やさないように気を付けて下さい。」と言われました。その年は今年のように酷暑で、それにエアコンが定格能力以下のものだったので、それをフル稼働させ、扇風機を2台使っても、まだ熱が出そうでした。
それで、エアコンを定格能力のものに買い替え、就寝前はリバテープを口に縦に貼って休むようにしました。(いろいろなテープを試しましたが、私にははがすとき痛くなく、安価なのでこれを使用しています。)お医者さんは体を中から温めるように漢方薬を処方してくださり、それを服用して徐々に体が元気になっていきました。
1年後に乳がんが見つかったのですが、4年前のその時に見つかっていても、当時は手術を受ける体力はありませんでしたので、1年かかって体を温めて手術に耐えうる体になってきて良かったと思いました。
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。伝道者3:11
そして、その時のことを今回内科のかかりつけのH先生に「もしその時、耳鼻科の先生に脳神経内科に行ってみてくださいと言われても、えっ脳?それはNO!と思ったと思います。」と言ってもきょとんとしていたので、「先生だじゃれです。」というと「えっ、ああ脳とNOね、うん、はあ~、そうだね」と言われました。先生方は真面目なので、冗談を言ったり、だじゃれを言っても、ほとんど通じないので、あとで補足説明が必要です。
さて、4年前の痛みが、また出たので内科を受診し、4年前のことをお伝えしました。「その時の診断が帯状疱疹でしたので、それだと思います。」と伝えました。帯状疱疹用の薬を1週間分処方してくださいました。これでバッチリだと思っていましたら、帯状疱疹の薬を1週間服用した後で右頬がかゆかったので軽くかいたら、右下前歯がズッキンと痛みが走りました。それで、内科の先生に「歯科に行ってレントゲンを撮ってもらいます」と言うと「もしそれで異常がなければ、宇宿にある脳神経内科に行ってみて下さい。MRIもCTもすぐ撮れますし」と勧められました。歯科では「歯も歯肉も立派です」と言われたので、翌朝主人が児童通学保護員の仕事が終わってから8時には家を出て、車で宇宿の脳神経内科の病院に向かいながら電話で内科の先生に紹介状を脳神経内科の先生にパソコンで送って下さるようにお願いして、安心して向かいました。
脳神経内科のクリニックは、待合室が受付の右と左に仕切られていて、最初の待合室で待っていると名前を呼ばれて血圧を測り、そしてもう一方の待合室に移動します。それからまた名前を呼ばれると、診察室の前に並べられているパイプ椅子に座って診察を待ちます。
待合室でいつ呼ばれるか分からないままずっと順番を待っているのと違い、少しずつ診察に近づいていることが分かってとても安心感がありました。
今日はMRI撮影が20分ほどありましたが、その間眠ってしまいそうなのを我慢していました。そしてその後に診察でした。先生が画像を見ながら「とってもきれいな脳ですね。以前に軽い脳梗塞にかかったという様な形跡もないですね。」とおっしゃいました。 (つづく)
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