帯状疱疹?いいえ『三叉神経痛』です (2)
~2割引きではなく、 2割負担です ~ 佐多多視子
今回は11月13日の続きです。先に、私に対する診断『三叉神経痛』について、簡単に説明させていただきます。三叉神経とは顔の皮膚と、口の中の粘膜、歯と歯茎の感覚を司る神経で、三叉神経痛はこのエリヤのどこかに瞬間的激痛を引き起こす病気です。痛みが激しくなると食事がとれなくなることがあります。どれくらいの痛みがあり、どのような食事をしてきたかについては次回に詳しくお知らせいたします。
9月28日;神経内科にて初診。MRI(脳内の血流を診る)検査では、脳は異常なしでした。そして、先生の診察で、紹介して下さったH先生に気を遣われているのでしょうが、「どうしましょう。ここまで来られるのが大変でしょうから、H先生のところで薬を処方してもらわれてもいいですよ。」と言われましたが、「いえ、先生が神経内科の専門ですので、先生にお願いします。」と申しました。
よく息子に遠慮して下さる先生もおられますが、息子は精神科の医師で、自分の虫歯も治せませんし、専門として何千人何万人もの患者さんを診てこられた先生方には私は敬意を持っています。もちろん人間ですので完全ではないと思っていますが。
先生が、「では、タリージェを朝晩1錠ずつ服用してください。2週間分お出しします。最大5錠まで出すことができます。とっても眠くなりますので頑張ってください。」と言われました。
受付で診察代を払うとき「私、他の病院で70歳になったので、2割引きになったので嬉しいわ~と言ったら、2割負担ですと言われて、あらっ、いつも2割引きのものばかり買ってるので2割引きと言ってしまった~と言う話をしたのよ」と言って受付の人と笑いました。
10月11日; 2度目の診察です。その後の経過報告を書いていきました。痛みの程度を表すのに、ピリッではなく『ピ』、チクッではなく『チ』ぐらいの痛みがたまにありますと書いていくと、「『ピ』とか『チ』とかいう痛みですか?」と半分笑いながら先生が言われました。変わった人だなぁと思われたかもしれません。
それで、「これまで通りの処方で良いですね。痛む時は2錠服用しても構いません。神経系の治療は時間がかかります。」と言われました。また、私は「先生、起きてる時は全然眠くならなかったです。」と伝えました。
11月8日;3度目の再診です。先生から「2錠飲まれたことはなかったですか?」と聞かれ、「ありません。そんなに痛みませんでした。」と答えると、先生が「痛みの波はあると思いますけど、頑張っていきましょう。」と言われました。
10月18日に内科に行った時、タリージェを服用するようになってから便秘気味でそのことを経過報告書に書いていきました。神経科の先生に気を遣っておられるのでしょうが「神経科の薬での副反応はその先生に処方してもらって下さい。」と言われました。そうすると、私は次の神経科での診察日11月8日までは便秘のままでいないといけないことになり、それは嫌なので市販の整腸剤を買って服用しました。
そこのところ、医学会や薬学会で話し合って融通をきかせていただけると有り難いですと報告書に書いてきました。一つの病気で二つの病院に行ったり来たりしなければならないので、現役で働いている者には体力的にも、時間的にもちょっと苦痛ですね。
さて、先生に「どうして脳神経内科医になられたのですか?」と質問しました。すると、先生曰く「大学の教授の影響です。入局(専門用語です)の時に、そこに決めました。他の病気は原因を見つけて治療に入りますが、神経内科は症状を見て、どの辺が怪しいんじゃないかと言う事を探していくものですということでした。初耳で新鮮な治療の仕方だなと思いました。
ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。ローマ11:33
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