帯状疱疹?いいえ『三叉神経痛』です (3)
~三叉神経痛の痛さと食事について ~ 佐多多視子
今回は三叉神経痛の痛さと食事について参考になればと思い書かせていただきます。まず、痛さについてですが、私の場合は70年生きてきて一番痛かったのは、乳がんの手術時のリンパ節を切開した時でした。乳がん手術そのものの痛さをはるかに超えるもので、声が出ませんでした。その時は「いたい」と言うことができず、「うっ」とも「あっ」とも声を発することができなくて、ただ息をし、ひたすら痛みが引くのを待っていました。
後に、息子にリンパ節のところを保冷剤とかで冷やしてはいけないのか聞いてみました。息子からは「良いと思うけど、その時にそう言えば良かったのに」と言われましたが、「あの時は、声が出なくて何も言えなかったのよ。お母さんで試してみられたら良かったのだけどね」と言いました。そして、「執刀医の先生が専門なので、聞いてみようかねぇ」と言うと、「それが良いね」との返事だったので、先生にその様に報告させていただきました。私の後に手術する人たちのお役に、少しでも立てると嬉しいです。
その次に痛かったのが、この三叉神経痛です。「イタッ」とか「ウッ」とか「ウ~ン」とかは言えます。女性は痛みに強いとよく聞きますが、それとても良いような悪いような感じです。悪いようなとは、我慢していて相当痛くならないと病院に行かないからです。
参考までに、お産の場面を時々ドラマで見ることがありますが、私の場合はあれ程に痛いとは思いませんでした。全然痛くないということはないですが、あんなに大声を上げないといけない程のことはなかったです。
あの叫びはたぶん、それまでお産の痛みについて、その大変さをいろいろ聞かされていて、すごく痛いものだと思っていたのと、命を生み出すという神秘性などが総合されての悲鳴なのではと思います。恐らく、今まで大切に育てられてきた娘さんが、このような体験をしたことがなかったゆえの叫びだと思います。それでも、お産の痛みを体験すると、その他の痛みは何てことはなくなりますが、三叉神経痛やリンパ節切開はそれとは比較にならない痛みでした。
さて、食事についてですが、固いものは見ただけで食べられないのが分かります。主人がものすごく時間をかけてキャベツの千切りのサラダを作ってくれたのですが、その愛情を考慮しても、キャベツの固さを知っているので「ごめん、食べられない。」と言いました。サニーレタスならば食べることができました。
ご飯はいつもよりは柔らか目にして、魚は身をほぐして食べました。しっかり食べて体力をつけないといけないので、・・・。
「乳がんを体験して」ー 定期健診・骨シンチ・マンモグラフィー・エコー検査
乳がんの手術をしてもうすぐ3年になります。3年以上生きたような充実した日々を過ごさせていただきました。
執刀医の先生、看護師さん、放射線技師さん、栄養士さんなど、たくさんの医療関係者の方々にお世話になりました。街に出た時にはどなたかにお会いできないかなぁと思っています。今は、3カ月おきに定期検診をしていただいております。
12月1日の検診では1年ぶりに骨シンチ検査・マンモグラフィー検査・エコー検査を受診しました。様々な検査にもちょっと慣れてきました。世の中では病院が嫌いな人が多いようですが、今日はどんな先生や看護師さんにお会いできるのかしら、この検査機械は誰がどうやって、考えて作って下さったのかしら、この薬が認証されるまでにどのぐらいの研究がなされ、どれだけの人が認証実験にご協力くださったのだろうかといろいろ発見があり、考えさせられます。そんなことを考えながら受診していると有難く、また楽しくなってきます。
約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。へブル10:23
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