半世紀ぶりの国民体育大会
~ 皆さまの温かいご支援・ご協力を感謝~
10時からの式典では、中学・高校・一般からなる約270人の式典音楽隊が,吉俣良さんはじめ本県ゆかりの作曲家による式典音楽を演奏し,全国から参集する選手団をお迎えしました。そして、11時からの歓迎演技では、「Heartbeat Kagoshima~鹿児島の鼓動~」をタイトルに,鹿児島の歴史や自然,文化などを表現した演技を,小学生から一般までの県民約1300人が披露しました。中には演技が皆と合っていない小さな子たちもいて、微笑ましく観覧できました。
そして、最後には航空自衛隊第4航空団第11飛行隊のブルーインパルスによる祝賀飛行が実施され、桜島の方から5基の飛行機が並んで現れ、会場の上空で花が開くように大きく旋回してきれいな弧を描いて飛び去って行きました。
それから、各都道府県の選手団の入場も、北海道から初めて南下して入場して来られたのですが、それぞれが自分の都道府県のアピールをするべく、趣向を凝らしたユニホームに旗やアピールマスコットを手に、それを観客席に向かって振りつつ入場していました。
しかし、このように盛大な開会式の背後にはたくさんのご苦労と、多くの方々のご協力があったことは否めません。
今回の特別国民体育大会の開催にこぎつけられた鹿児島県の関係者の方々のお働きと、鹿児島の2023年開催にご協力くださった他県の関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。
実は、今回の鹿児島国体は「燃ゆる感動かごしま国体(第75回国民体育大会)」,「燃ゆる感動かごしま大会(第20回全国障害者スポーツ大会)」として、関係者の皆さんが10年余りの期間をかけて準備してこられましたが、2020年の開催を目前にして、猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響により開催中止が決定致しました。
2010年ごろから着々と準備を重ねて来られた方々の失望が如何ほどだったかと思います。しかし、彼らは落胆している間もなく、日本スポーツ協会・日本障がい者スポーツ協会・スポーツ庁・鹿児島県の主催4者での協議が始められ、日本全体でこの痛みを分かち合い,みんなで力を合わせて乗り切ろうという想いのもと2023年開催予定の佐賀県や2024年開催予定の滋賀県等の協力を得て、今回の開催が決定されました。
今回鹿児島開催にご協力下さった佐賀県や滋賀県等は、それぞれ長い間その年の開催を目指して準備が進められているところを、突然変更になるのですから、調整の戸惑いも多々あられたことと思いますが、皆さまの温かいご協力をいただき、開催できたことを心から感謝いたしております。
いつかまたこのご恩をお返しできる時が来ることを期待したいと思います。
こういうわけですから、もしキリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください。何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。それはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。ピリピ2:15
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