突然できたバス停
~教会を見学させてください~
教会前の交差点のすぐ横に新しくバス停ができました。今までは従来のバス停の道路工事中のときだけに、時々ここが臨時のバス停になったりしていました。
それで、今回も臨時のバス停で、またすぐ撤去されるだろうと思ってみていましたが、一向にその気配がないので、確認のために行って見ると10月1日から新たなバス停としてスタートしたみたいなのです。
バス停と言っても、川べりでガードレールの外で川との間の狭い草むらに、標識がポンと立っているだけです。バスに乗る人はどこで待ったらいいんだろう。ガードレールの内側は車道だから危ないし、外はすぐ川でゆっくりできそうな余地はなさそうな気がします。そして、女性や子供さんはバスに乗るためにそのガードレールを乗り越えられるだろうかと心配になります。
バスは上りも下りも1日に4本だけですが、バスを待っておられる方は毎回数人ずつですがおられるようです。その方々はほとんどが電車で喜入駅まで来られた旅行者で、従来は駅を出て私たちの教会と反対側に歩いて行った所にバス停があったのですが、今回は駅から教会の前を通って、このバス停に来られるようになっています。そして、このバスは知覧の武家屋敷や特攻記念館等の名所に向かうようになっています。
先日、旅行者らしき方が、教会の方に歩いてこられて「すみません。中を見学させていただいて良いですか。」と言われましたので、「どうぞ、どうぞご覧ください。」と言って彼を会堂の中に招き入れました。
彼は会堂を見ながら「この教会が建てられて何年経っているのですか?」等の質問をされていましたが、そのうち「妻と来ているのです。」と言って、バス停から離れた交差点のあたりに強い日差しを浴びて立っておられた奥様を呼ばれましたが、奥様は来られませんでした。
バスの時間を聞くと、あと10分ほどで来ることになっています。もし、バスが来る時間が随分後だったら、日差しの中で立ってバスを待っておられる奥様にも来ていただくのですが、10分ぐらいだったら、来られてもゆっくりする時間もないので、無理に誘いませんでした。
彼が、「ここのバスは時間通り来ますかね」と聞かれたので、このバスは指宿発で、乗られる人もほとんどおられないようで、ここまで来る途中渋滞しそうな所もないので、「多分、ほぼ時間通りに来ると思いますよ。」と答えました。そこで、彼はバス停の方へ歩いて出て行かれましたが、私も大丈夫と言った以上、気になってバスが来るのを見ていましたら、ほぼ時間通り来たのでほっとしました。お二人は年配のご夫妻で、ご主人は教会見学というより、暑さをしのぐために来られたような感じに思われました。
そういえば、以前こんなことがありました。新婚さんらしきご夫妻が教会に訪ねて来られて、「知覧行きのバス停はどこにありますか。」と聞かれました。そこで「バス停はここにはなく、駅の反対側にあります。」と答えましたが、バスの時間を聞くと今から行っても、もう間に合いそうにありません。
そこで、私たち夫婦はそのお二人を車で知覧まで送って行くことにしました。車の中で楽しいお交わりができ感謝でした。お役に立てて私たちも喜んで帰路につきました。その後、彼は警察官だったようで、感謝のお手紙とピーポ君のストラップが送られてきました。
私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをもあらかじめ備えてくださったのです。エペソ2:10
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