結婚50周年/夫編

公開済み 6月 30, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~50年、ともに過ごして~

いよいよ今年7月8日で結婚50周年を迎えます。大学時代に出会って1974年、彼女の卒業後まもなく結婚しました。最初に彼女を見たのは、私が大学の男子寮の役員として女子寮を訪問した時で、50人の女学生の中でひときわ輝いて見えたのが彼女でした。

しかし、当時は彼女とのお付き合いなんて全く考えていませんでした。そのうち男子寮で、「彼女は男嫌い」との噂が立ちました。恐らく、彼女にアタックした人たちが、けんもほろろに断られるので、そういう噂が広がったものと思います。

そのうち野球部の同僚が彼女をマネージャにしようと盛んにアタックし始めました。野球部は男社会で良い人ばかりではないので、私はそれに反対しました。しかし、ついに彼女が入部してきました。そして、それから暫くしてお互いを理解し始めて、お付き合いが始まりました。しかし、今思うに彼女との結婚は神様が最初から決めておられたことのように思います。彼女と結婚していなかったら、クリスチャンになっていないし、ましてや牧師になることは決してなかったことだと思います。

私たちの大学はミッションスクールで構内にチャペルがありました。多分ほとんどの学生が、後学の為にとか、入学した記念にとかで1度はチャペルに出席していると思いますが、残念ながら私は全く興味がなかったので、1度も中に入ったことさえありませんでした。

しかし、結婚し3年してから彼女に連れられて教会に足を運びました。そこで、神様の存在を信じたのです。「神様は生きて支配しておられる。この神様を知らないで真の幸せはない。この神様を一人でも多くの人に伝えて行こう。そのために私は牧師になる。」と思い、それからはキリスト教の本を次々に買ってきて夫婦で読みあさりました。

そうして、教会に集っていましたが、仕事がどんどん忙しくなって日曜出勤も増えてきました。すると、妻から「日曜礼拝に欠席するぐらいなら、仕事を辞めて下さい。」と言われました。それで、やっと目が覚めて会社を辞めて牧師になる決心をしました。

そのようにして牧師としての働きが始まりましたが、収入は会社時代の4分の1ほどで、4人家族食べていくのも儘ならない状況です。しかし、妻はしっかり栄養を考えて、安くで家族の健康を保てる料理を考案して、毎日美味しい食事を提供してくれました。しっかりした妻で良かったと思いました。

また、優秀でハンサム?な3人の子供たちに恵まれたのも彼女のお陰だと思います。私の友人が「子供たちはみなお前に似なくて良かったな。」と半分冗談、半分本心で言いますが、正しくそうなのです。さらに、子供たちがキリスト信仰をしっかり持てたのも、妻がキリスト教の教育に熱心だったからです。家族で、毎朝早天祈祷会をし、共にお祈りをする中で、一人一人がしっかりした信仰を持つようになりました。

また、妻は私の父や母の面倒を最後まで看てくれました。父の入院の時は貧しい只中で大変な中、毎日看病に電車で通ってくれました。また、母は晩年認知症を患い、我が家で一緒に過ごしましたが、親身になって接してくれて、二人とも幸せな老後の人生を送られたと感謝しています。50年間誠にありがとうございました。迷惑ばかりかけてきた50年ですが、あと少し宜しくお願い致します。

彼女は力と気品を身につけ、ほほえみながら後の日を待つ。彼女は口を開いて知恵深く語り、その舌には恵みのおしえがある。彼女は家族の様子をよく見張り、怠惰のパンを食べない。その子たちは立ち上がって、彼女を幸いな者と言い、夫も彼女をほめたたえて言う。「しっかりしたことをする女は多いけれど、あなたはそのすべてにまさっている」と。麗しさはいつわり。美しさはむなしい。しかし、【主】を恐れる女はほめたたえられる。箴言31:25~30

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