あなたは真理を知っていますか

公開済み 8月 19, 2013 by 管理人 in アドナイ・エレ

~「桜島に向かって祈る」??~

先日、大学の同窓会が行われ、夫婦で出席させていただきました。福岡の方からも7人の同窓生が来られ、よい交わりの時を持つことができました。

私たちが卒業した大学はミッションスクールで、キリスト教学という学びが毎年あり、単位を取れないと卒業できないようになっていました。ですから卒業生でキリスト教について学んだことがない人は一人もおられないと思います。

それなのに、同窓会で「桜島に向かって祈る」とか、「大学時代は他宗教のチラシを校門前で配っていた。」とかいう話が出てきてびっくりしました。かく言う私も大学の男子寮に入っていて、寮祭の時は樽(酒樽)神輿を担いで、街中を練り歩いていました。

私はキリスト教について授業で学びながら、それに対して全く興味を示さずに、学生時代を過ごしました。たまたまミッションスクールに入り、卒業のためにしょうなくキリスト教学を学んでいたという感じでした。たぶんほかの学生の思いも大差なかったと思います。

しかし、私は卒業してからクリスチャンになり、牧師になりました。そして、分かったことがありました。それはキリスト教を学問として幾ら勉強しても本質は決して分からないということです。

「神の御子イエス・キリストが人となって生まれて来てくださり、私たちの罪を清算するために私達の身代わりに十字架にかかって死んでくださった。しかし、神であるイエス・キリストが死に閉じ込められていることはありません。彼は死の力を打ち破って復活し、再び弟子たちの前に現れ、さらに5百人以上の人々に現れました。そして、天に上り今も生きて働いておられるのです。」

ただ、このことを信じ、これを真理としてとらえる時に初めて本質を知ることができるのです。

キリスト教と言う宗教自体は何の力もありません。キリスト教は宗教ではなく、真理なのです。事実であり現実なのです。ですから、自分の罪深さに苦しむ者がキリストの身代わりの十字架を信じて受け入れる時に、罪の赦しを体験的に知ることができるのです。

問題や困難の中でこのお方に祈り求めるとき、解決が与えられ、キリストが今も生きて働いておられることを知るのです。そして、こんな弱いダメな自分のこと愛してくれて、救いを与えてくれるために生まれて来てくださった神の愛を体験し、喜びが湧き上がるようになるのです。

私は先の同窓生らに「私たちはミッションスクールを出たのですから、桜島なんかに向かって祈らないで、教会に来て祈ってください。」と言いました。そして、ちょうど持って行っていた伝道集会のチラシを見せて、「こういう集会が9月5日にありますから是非来てお話を聞いて下さい。」と話しました。

キリスト教は単なる宗教ではなく、真理です。真実なのです。本気で「天の神様、・・・」と祈る時、初めてそれが真理であり、自分が愛されていて、自分のために身代わりとなって罰を受けてくださり、自分の罪を清算してくださったという事実を体験的に知るのです。

神様がこれほどまで私たちを愛して、救いの道を開いてくださったのにも関わらず、それを無視して自分勝手に生きるなら、自分の罪の報いは自分で負わなければならないことになります。

しかし、神は、すべての預言者たちの口を通して、キリストの受難をあらかじめ語っておられたことを、このように実現されました。そういうわけですから、あなたがたの罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて、神に立ち返りなさい。使徒3:18~19

それとも、神の慈愛があなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かな慈愛と忍耐と寛容とを軽んじているのですか。ところが、あなたは、かたくなさと悔い改めのない心のゆえに、御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現われる日の御怒りを自分のために積み上げているのです。ローマ2:4~5

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